データの越境を可能にするGDPR準拠の映像匿名加工技術-brighter AI社事例

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イタリアを拠点とするIMQグループ企業のCSI S.p.A.(CSI社)は、材料、製品、管理システム、ビジネスコンプライアンスの欧州におけるテスト、検査、認証のための認証センターです。

CSI社とIMQグループは、両社のシナジーのもと70年以上の経験を持ち中国、ポーランド、スペイン、トルコ、アラブ首長国連邦にオフィスを構えています。
自動車産業向けの試験サービスを提供するCSI社は、製品開発、検証からデータ収集・管理ソフトウェアであるREVEALまで、さまざまなサービスを提供し、最終的には私達の身の回りのあらゆるものの安全性と品質を向上させることを目標としています。

課題

CSI社は、顧客の1つである中国の多国籍自動車メーカー向けに、先進運転支援システム(ADAS)の安全性と機能をテストしています。主な課題は、データ保護のレベルに関する欧州委員会の適格性判断のない国へのデータ転送を可能にすることでした。テストプロセスの過程で、顔やナンバープレートなどの個人識別子が車載カメラでキャプチャされたため、データを中国本土に転送するには、それらの情報を匿名化する必要があります。プライバシー規制に完全に準拠するには、オブジェクトが部分的にしか見えない場合でも、自動車のナンバープレートと顔の匿名化を正確に行う必要があります。

ソリューション

brighter Redactのオンライン無料トライアルで解決できると判断した後、CSI社のエンジニアリング部門は、ナンバープレートと顔の匿名化の両方で最良の結果を得るために、ハードウェアメモリとメンテナンスコストを削減しながら、クラウドベースの画像およびビデオ編集ソフトウェアを継続使用することになりました。クライアントはさらにクラウドAPIにも容易にアクセスできる、brighter Redact SDKを利用しました。

導入の効果

最初のバッチで、CSI社は3か月以内に400時間以上のビデオデータを匿名化することに成功し、その1か月以内にさらに320時間分の編集にbrighter Redactを使用します。収集したデータのGDPRに準拠した匿名化により、CSI社はクライアントとデータ共有することができました。

これは、暗号化などの他の手段では成し遂げることができず、今までは法的にグレーゾーンに入らなければ不可能なことでした。CSI社とそのクライアントは、さらなるプロジェクトのために引き続きbrighter Redactを使用しており、独自のプライベートクラウドにオンプレミスで追加導入も検討されています。

❝クライアントは、匿名化のプロセスはEU規制に準拠するための要件と見なしています。彼らにとって精度は重要であり私達としてもパートナーとして、ソリューションの速度の安定性の両方が重要です。[...]brighter AIのサービスは私たちの要件を満たすものであり、brighter Redactが私たちのワークフローに簡単に統合でき、非常に役立ちました。さらに、brighter AIが提供する迅速な返信と包括的なトラブルシューティングの提供によるカスタマーエクスペリエンスは素晴らしいです。❞
―Salvatore Musumeci, Powertrain and Vehicle Validation Manager, CSI S.p.A.

採用製品:
brighter Redact