車載 Android 機器向け Automotive-Grade Bluetooth プロトコルスタック Blue SDK FUSION Android Open Source Project ベースで Automotive-Grade のアプリケーションを実現

Blue SDK FUSION は、車載インフォテインメント機器向け Bluetooth プロトコルスタックとして多数の実績を持つ OpenSynergy 社の Blue SDK をベース開発された、Android 機器向けの Automotive-Grade Bluetooth プロトコルスタックです。
Android™ Open Source Project(AOSP)標準の Bluetooth スタックと置き換えることで、互換性を維持したまま、車載用途で必要となる機能の実装やメインテナンス上のさまざまな問題点を解決することができます。
車載インフォテインメント機器向け Bluetooth スタックに要求されること
自動車メーカー向けの車載インフォテインメント機器では、機能性(Functionality)、無線接続制御性(Control)、堅牢性(Robustness)に対して高度な仕様が要求されます。このため、民生機器向けで実績のある Bluetooth プロトコルスタックであっても、車載仕様に応じたカスタマイズが必要となることがあります。
プロトコルスタックの変更が必要となった場合には、コードの変更や修正、バージョン管理、OS バージョンアップ時のメンテナンスなど、車載用の要求仕様に対応するために多くの作業が必要となります。
主な特長
- 車載インフォテインメント機向けに多数の実績をもつ Blue SDK をベースに開発
- 車載向けの要求仕様を満たす機能性・柔軟性・堅牢性を実現
- AOSP 標準 Bluetooth API との互換性維持、既存アプリ・サービスとの連携
- 必要に応じて AOSP Bluetooth API の拡張、機能追加が可能
- 技術サポートを提供
- CTS、VTS、ATS をサポート
Blue SDK FUSION スタック構成
製品仕様
対応Android™ バージョン
- AOSP 10 (Q)
- AOSP 11 (R)
対応Bluetooth バージョン
- Bluetooth 5.1 Core Specification
対応Bluetooth プロファイルバージョン
- A2DP 1.3.2
- AVRCP 1.6.2
- HFP 1.7.2
- MAP 1.4.2
- PBAP 1.2.3
- SPP 1.2
リファレンスプラットフォーム
- Hikey 960
販売形態
- 開発用ライセンス
お客様のプラットフォームに Blue SDK FUSION を組み込み、開発するためのライセンスと費用です。 - 量産用ロイヤリティ
開発用ライセンスご購入後、Blue SDK FUSION のコードを組み込んだ最終製品を量産される場合には、別途量産用ロイヤリティが必要となります。 - 年間保守契約(任意)
下記「技術サポート体制」をご参照ください。
※ 価格の詳細につきましては、別途お問い合わせください。
技術サポート体制
年間サポートサービスをご契約いただいた場合、以下のサービスを提供いたします。
- 専任エンジニアが、お客様の開発段階のさまざまな技術的質問、移植に関するアドバイスについて、電話やメールにてサポート
- Blue SDK FUSION の機能、性能がマイナーバージョンアップした際に随時提供
※メジャーバージョンアップ、新プロファイルの追加に関しては、別途お問い合わせください。 - 製品の不具合を修正し、バグフィックスされたバージョンを提供
移植・チューニング
ソフトウェアの移植サービスやアプリケーションの開発受託サービスなどを、別途承っています。開発期間が短い場合やエンジニアリングリソースが不足している場合など、お客様に代わり経験豊富なエンジニアが移植、開発作業を行います。