ISO 26262 ASIL-D 対応 車載統合 ECU 向けハイパーバイザー COQOS Micro SDK™ Arm Cortex-R52 が持つ仮想化支援ハードウェアを活用

COQOS Micro SDK は、OpenSynergy GmbH (本社:ドイツ・ベルリン)が開発した、車載統合 ECU 向けハイパーバイザーです。 Arm Cortex-R52 を実装した次世代マイクロコントローラー上で、安全性とリアルタイム性が要求される複数のアプリケーションを動作させるための環境を提供します。メモリ保護機能を備えたひとつのマイクロコントローラー上で、異なる安全性要求レベル(ASIL-D まで対応)を備えた複数の仮想マシン(VM)の動作が可能です。

主な特長

  • 仮想化支援ハードウェアを活用
  • メモリの分離・保護により VM 間の相互干渉を防止
  • 時間パーティショニングにより VM の実行時間を保証
  • マルチコアをサポート
  • 高速の VM 間通信機能を提供
  • VM 単位での再起動、ソフトウェアアップデートが可能
  • AUTOSAR メソドロジーに従ったコンフィグレーションをサポート
  • ISO 26262 ASIL-D の SEooC(Safety Element out of Context)として開発・提供

対応アーキテクチャおよびマイクロコントローラー

  • 対応プロセッサ: Arm Cortex-R52
  • 対応済マイクロコントローラー: NXP S32S シリーズ

対象ECUおよびアプリケーション

  • ADAS(Advanced Driver Assistance System :先進運転支援システム)
  • パワートレイン
  • モーター、シャシーコントロール
  • ブレーキシステム
  • ボディコントロール
  • ゲートウェイ
  • エネルギーマネージメント

利用メリット

  • 機能を統合して機器の数を減らすことで、コスト、スペース、重量を削減
  • 安全性を確保しながらソフトウェアの再利用性を高め、開発期間を短縮
  • モジュール化されたソフトウェアを独立してアップデート可能
  • 最新の高性能マイクロコントローラーを最大限に活用
  • OS 非依存(各社 AUTOSAR OS 、独自 RTOS、 OS なしアプリが共存可能)

技術サポートのご提供

COQOS Micro SDK の年間保守契約にて、技術サポートとアップデート版 SDK をご提供いたします。
また、 OpenSynergy による COQOS Micro SDK のハードウェアへの移植やカスタマイズ作業もお請けできますので、ご相談ください。