遠隔患者モニタリング CoMedico SDK 患者の体調観察とコミュニケーションを実現

CoMedico SDK は、イスラエル Jungo Connectivity 社が開発した、遠隔患者モニタリングシステム用のSDKです。最先端のディープラーニング、機械学習、コンピュータビジョンアルゴリズムを利用して、リアルタイムで人の目の開閉度、骨格の動きやジェスチャーの検知、視線の追跡などを実現します。
CoMedico SDK を利用し、さまざまな機能を製品に付加することで、高い価値を持つ新たな製品やサービスの実現に役立てられます。
実現可能な機能例
ベッド脇モニターやテレビ、スマートフォンなどの機器に導入することで、患者や要介護者、遠くに離れた高齢者を遠隔でモニタリングできることで、感染症の感染リスク低減や利便性の向上を実現します。また、製品と連動するサービス提供の可能性も広がり、新しい価値の創造に役立ちます。
- 目の開閉度合いや骨格の動きを検知して、患者・要介護者・高齢者の行動や状態を把握
- 寝ている、動いている、動きがない等の状態をレポート
- 24 時間 365 日の自動モニタリング
- 顔や目、ジェスチャーや声を使ってコミュニケーション、ナースコールが可能
- 一定時間以上の退室や室内に想定外人数を検知した際のアラート
- 音声チャットボット(BOT)との相互やり取り(体調管理 QA や薬の飲み忘れの防止など)
- 顔認証を使って提供機能や内容をパーソナライズ
- 映像を保存せずに閉じたられた空間でのデータ使用、またはデータにモザイクをかけることによりプライバシーを保護
導入メリットの例
難しい機器操作がいらないので、高齢者でも自分で操作できる
- 高齢者:誰かに頼む必要がなく簡単操作
- 患者の家族:操作方法に関する手伝いが不要
誰も見ていなくても、転倒や徘徊などが発生した際にアラートで知らせることができる
- 看護師、患者の家族:頻繁な見回りが不要。見回りしていないときに発生した問題に気付けないリスクを低減
- 病院:看護師などの負担を減らせる。離職率の低下、人件費の低減
薬の飲み忘れを防止するために音声チャットボット(BOT)で自動声がけ
- 患者:飲み忘れがなくなる
- 患者の家族:薬を飲ませるためのサポートに気をもまなくなる
- 医師:いつ、何の薬を飲んだか、記録で確認できる
患者に近接せずに日常的な健康観察が可能
- 患者:在宅療養中の心配を軽減
- 患者の家族:患者と患者の家族双方のウィルス感染のリスクを低減
- 医師、看護師、介護士:患者に近接することなく、病状の急変を見逃すリスクを低減
主な特長
最新テクノロジーを使用し、ソフトウェアのみでデータ解析
最先端のディープラーニング、機械学習、コンピュータビジョンアルゴリズムを利用。ソフトウェアのみで、ビデオストリームから人にまつわるさまざまなデータを解析します。
高齢者でも操作可能なタッチフリーで自然なインタラクション
特別な器具を装着したり、難しい操作をしたりする必要はありません。カメラに映る人は自然な状態のまま、カメラ入力のみの情報で状態検知を行います。
人物ごとの事前調整作業が不要
人物ごとに事前のキャリブレーションは必要ありません。また、帽子や眼鏡等の着用時も状態検知が可能です。IR カメラを利用すれば、夜間も利用可能です。
Windows、Android、Linux に対応した実績ある SDK
既存の CoMedico SDK を利用することで、Windows、Android または Linux 上で、実験・検証や、実アプリケーションの開発がすぐに始められます。 (Renesas、 NXP、Intel、Qualcomm、Ambarella、NVIDIA などの CPU をサポート)
家電からスマホアプリまで、幅広い対象に適用可能
ソフトウェアライブラリである CoMedico SDK は、適用する機器の形態を問いません。既存ユニットへの統合、単体デバイス、センサーデバイス、スマホアプリなど、さまざまな対象に応用が可能です。
RGB-IR カメラ対応で省電力、省コスト
RGB カメラと赤外線カメラを1台に統合した RGB-IR カメラにも対応しているため、ソフト的にモードを切り替える事でシステムコストや消費電力の低減が可能です。
主な機能
- 顔検知
- 器官点(顔のパーツの位置)検知
- ポーズ検知
- 目の開閉度検知
- 視線追跡
- 個人認証、年齢推定、性別推定
- なりすまし防止
- 感情推測
- 手・指の検知
- ジェスチャー検知
- バイタルサイン(心拍数、呼吸数)測定

主なインタラクション
- 首振り
- 視線コントロール
- 手のジェスチャー
- 音声チャットボットとの相互やりとり
- パーソナライズ
- 室内の様子の分析