組込み向けBluetoothメッシュプロトコルスタック Blue SDK Mesh IoTで重要な役割を担う無線ネットワークソリューション

「Blue SDK Mesh」は、搭載実績No.1の車載用Bluetoothプロトコルスタック「Blue SDK」をベースに、Bluetoothソリューションに対する高い技術と経験を持つOpenSynergy社によって開発されたBluetoothメッシュプロトコルスタックです。

次世代のコネクティビティを可能にするBluetoothメッシュ技術

Bluetoothメッシュは、数十から数千個の無線デバイスが参加可能な、安全かつ高い信頼性を備えたネットワーク通信システムを可能にするBluetooth技術です。Bluetoothメッシュが近くのデバイスに繰り返しデータを中継することで、ネットワーク範囲を拡張可能にします。

Bluetoothメッシュの拡張性は高く、一つのネットワークに最大32,767個の無線デバイスが参加できます。ネットワーク層とアプリケーション層の両方で高度なセキュリティを持ち、AES-CCM 128ビットでの暗号化、認証および解読困難なパケット通信などを実現します。これらのセキュリティ機能に加えて、Bluetoothメッシュは非常に信頼性が高く、ネットワークの自己形成、自己修復なども可能です。Bluetoothメッシュは、数百のデバイスを同時に制御するために必要な応答性を提供し、新しいIoTアプリケーションの可能性を切り開きます。

相互接続性が優れた堅牢なBluetoothメッシュソリューション

Bluetoothメッシュは、一般に相互接続可能なプロトコルとして認識されており、Bluetoothメッシュを使用すると、近くのスマートデバイスが相互に通信できるようになります。一方で、相互接続性を保つには非常に複雑な作業が必要であり、長い年月をかけて大きく成長してきたBluetooth市場において相互接続性を継続的に維持するためには、大規模で膨大なメンテナンスコストがかかります。

OpenSynergy社は、この問題に対応するために相互接続可能なBluetoothスタックの設計に力を注ぎ、世界をリードする専門家開発チームによって構築したBluetoothメッシュプロトコルスタック「Blue SDK Mesh」を開発しました。

複雑な産業用IoTの活用事例にも対応可能な堅牢性と柔軟性

「Blue SDK Mesh」は高い堅牢性と柔軟性の高さが特長です。「Blue SDK Mesh」を利用し、堅牢で柔軟性の高いBluetoothメッシュを実装することで、信頼性が高く、高度なコントロール、モニタリングおよびオートメーションが実現できます。また、経験豊富なBluetoothエンジニアが開発した高品質で堅牢なAPIを提供しており、相互接続性の問題を回避し、動作不良デバイスが原因で引き起こされた問題に対処するためのメカニズムを提供します。「Blue SDK Mesh」を利用することで、優れた機能性と使用寿命が必要とする産業用Bluetoothメッシュネットワークおよびシステムが構築できます。また、メカニズムのチューニングやカスタム化において、非常に複雑なアプリケーション要件も、他のソリューションに比べて容易に満たせます。

「Blue SDK Mesh」スタック構成

主な特長

柔軟性、堅牢性、安全性

  • 複雑な相互運用性の要件にも簡単に対応可能
  • デバイスの制御と同時に、柔軟性と堅牢性を実現
  • 認証情報と送信データの暗号化により、データの安全性を確保
  • 20年以上の実績を持つBluetoothプロトコル「Blue SDK」をベースに開発された高い信頼性

すべての HCI モジュールで稼働可能

  • ソースコードの提供で簡単に移植可能
  • 新しいプラットフォームでも短時間でクリーンアップ可能
  • 既存のBLEプラットフォームに対して、簡単にメッシュ技術が導入可能
  • メッシュプラットフォームに対して、ほかのBluetooth技術の導入が簡単

容易なインテグレーションとアップデート

  • シンプルなデザインで簡単にアップグレード
  • 拡張可能なAPIで容易に機能追加

コスト削減と市場投入までの期間短縮

  • 無線チップセットへの依存度が低く、コスト負担を低減
  • 専門家チームによる迅速なバグ対応
  • 解放されたエンジニアリングリソースでBluetooth以外の機能に注力可能

産業用IoTネットワークの構築

  • 実証された機能性と柔軟性により複雑なIoTの要求に対応可能
  • メッシュモデルを簡単に作成するため、使いやすいAPIと開発ツールを提供

販売形態

  • 開発用ライセンス
    お客様のプラットフォーム上に「Blue SDK Mesh」を組み込み、開発を行うための費用となります。
  • 量産用ロイヤリティ
    開発用ライセンスをご購入後、「Blue SDK Mesh」のコードを組み込んだ最終製品を量産される場合には、別途量産用ロイヤリティが必要となります。
  • 年間保守契約(任意)
    下記「技術サポート体制」をご参照ください。

※ 価格の詳細につきましては、別途お問い合わせください。

技術サポート体制

年間サポートサービスをご契約いただいた場合、以下のサービスを提供いたします。

  • 専任のエンジニアが、お客様の開発段階のさまざまな技術的質問、移植に関するアドバイスについて、電話や FAX、メールにてサポート
  • 「Blue SDK Mesh」の機能、性能がマイナーバージョンアップした際に随時提供
    ※メジャーバージョンアップ、新プロファイルの追加に関しては、別途お問い合わせください。
  • 製品の不具合を修正し、バグフィックスされたバージョンを提供

移植・チューニング

別途、ソフトウェアの移植サービスやアプリケーションの開発受託サービスなどを承っております。開発期間が短い場合やエンジニアリングリソースが不足している場合など、お客様に代わり経験豊富なエンジニアが移植、開発作業を行います。