OPC UAデータ管理プラットフォーム Matrikon Data Broker ITとOTを統合しOPC UAの付加価値を追加

OPC UAサーバーのファイアウォールやネットワーク交換サービス(Network Translation Service)が原因で、OPC UAクライアントからの接続が行えない場合、Matrikon Data BrokerのFireBridge(リバースコネクト機能)を利用すれば、OPC UAサーバーのセキュリティ設定を変更することなく、OPC UAサーバー/クライアントのセッションを確立することができます。

ファイアウォールの基本動作

ファイアウォールで通信が遮断されるパターン
ファイアウォール越しに通信を確立するパターン

OPC UAクライアント/サーバー通信では、通常、OPC UAクライアント側からOPC UAサーバーへ接続要求を出し、セッションを確立します。しかし、OPC UAサーバーがファイアウォールにより受信ポートを閉じている場合、この方法では接続できません。

Matrikon Data BrokerのFireBridge(OPC UA仕様のリバースコネクト機能)を使用すると、OPC UAクライアントが待ち受け側となり、OPC UAサーバーからのアクセスを待ちます。これにより、OPC UAサーバーの受信ポートがファイアウォールにより閉じられていてもOPC UAクライアントはOPC UAサーバーとセッションを確立することが可能です。

メリット

工場のデータを直接管理システムへ送りたいけれど、管理システムのファイアウォールによりデータを直接送れなかったケース、OPC クラシックサーバー/クライアント間で通信したいけれども、安全にファイアウォールを超えるのが難しかったケースでも、セキュアにデータをやり取りすることができるようになります。

FireBridge機能の長所