IR情報株主・投資家の皆様へ

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株主・投資家の皆様には、日頃から格別のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。


新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言発令に伴い、当社におきましても、テレワークによる業務を実施しております。事業の継続にあたり、医療従事者の方々をはじめ危機対応、生活インフラを支えるために最前線で働く皆様のご尽力に、心より感謝申し上げます。


当社グループの2020年3月期(2019年4月1日から2020年3月31日まで)の決算を発表いたしました。業績の概要及び事業状況について、下記の通りご報告申し上げます。



2020年5月15日
株式会社ユビキタスAIコーポレーション
 代表取締役社長 長谷川 聡


当期は、連結業績は売上高2,346百万円、営業利益35百万円、経常利益38百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益77百万円となりました。

■2020年3月期 業績の概要

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2020年3月期の決算説明資料は、こちらでご確認いただけます。

■ソフトウェアプロダクト事業

ソフトウェアプロダクト事業の売上高は626,295千円(前期比8.5%減)、セグメント利益は31,083千円(前期比35.2%増)となりました。

ネットワーク関連製品では、スマートエネルギー関連、デジタルAV関連の案件で契約時一時金・受託開発・ロイヤルティ売上を計上いたしました。また、IoT・スマートホーム関連で半導体メーカーとの研究開発案件売上を計上、「Edge Trust」(セキュアなIoTサービスを実現するソリューション)に関する受託開発売上を計上いたしました。コネクティビティ&セキュリティ製品に関しては、「セキュリティ」をキーワードに、IoT、スマートホーム・AI関連の開発に注力し、特に「Edge Trust」を軸としたIoTセキュリティ分野での事業展開を強化してまいります。

データベース製品では、産業機器等の既存顧客のロイヤルティ売上等を計上いたしました。

高速起動製品では、既存の車載機器関連、海外民生機器の顧客からのロイヤルティ売上が堅調に推移いたしました。引き続き、カーナビゲーションシステム等車載向け機器を中心に、複数社との間で大・中規模案件の研究開発が継続しております。また、商品化に向けた新規案件で契約一時金、受託開発による売上を計上いたしました。

高速起動製品は、本事業の柱として収益に大きく貢献しております。2020年1月には、12ヶ月で1千万本の出荷を実現し、累計出荷が3千万本となりました。更なる売上拡大を目指し、対応する高性能半導体搭載の車載プラットフォームの拡大や、海外市場への展開強化を推進いたします。

■ソフトウェアディストリビューション事業

ソフトウェアディストリビューション事業の売上高は1,290,042千円(前期比2.2%減)、のれん償却額106,323千円を含めたセグメント利益は3,735千円(前期比78.4%減)となりました。

ワイヤレス製品では、車載機器等の既存顧客から「Blue SDK」(Bluetoothプロトコルスタック)のロイヤルティ売上等を計上いたしました。

BIOS製品では、ノートブックPCの既存顧客から「Insyde H2O」(「EFI/UEFI」仕様を実装したC言語ベースBIOS)のロイヤルティ売上等を計上いたしました。

品質向上支援ツール製品では、車載機器、産業機器等の既存顧客から「CodeSonar」(ソフトウェアの動的不具合をソースコードで静的に検出する解析ツール)やECU関連開発ツールなど年間ライセンスのリピート及び新規顧客からの年間ライセンス及びサポート売上を計上いたしました。

また、新たに海外6社との販売代理店契約を締結、既存先新製品を含む11製品を取扱開始しております。AI関連の商材として、Ekkono社(スウェーデン)及びDarwinAI社(カナダ)と代理店契約を締結、同社製品の販売を開始いたしました。その他、多数の取扱い製品より、新規、既存顧客からのロイヤルティ売上等を計上いたしました。

今後は、品質向上支援ツール製品の販売、取扱を強化、また、IoT機器の脆弱性・セキュリティ検証ツールを活用したIoTセキュリティ検証サービスなどの新たな取り組みを推進してまいります。引き続き、AI・IoT・CASE・セキュリティ関連を中心に、訴求力のある製品ラインアップを拡充してまいります。

■ソフトウェアサービス事業

ソフトウェアサービス事業の売上高は430,346千円(前期比6.8%増)、のれん償却額103,835千円を含めたセグメント利益は666千円(前期比98.2%減)となりました。

ソフトウェアサービス事業は、既存顧客との各種受託開発売上、車載機器向けの「YOMIデータ」コンテンツに関するライセンス使用料等を計上いたしました。

引き続き、重要パートナーである、米Gracenote社との密な連携による協業展開や、既存顧客との取引を中心に、グループ関連のエンジニアリングサービスなどによる収益確保を実現してまいります。



2021年3月期は、昨年発表いたしました中期経営計画の2年目として、今後の成長へ向けた投資を行いつつ、黒字の定着化を目指します。

2018年7月に実現した株式会社エーアイコーポレーションとの合併以降、豊富な商材のクロスセルの推進や、海外パートナーとの連携による製品の共同開発の実施、専門分野の技術・知見を活かしたコンサルティングサービスの提供等を進めてまいりました。今後も、組込みソフトウェアの自社開発能力と、技術商社としての豊富な商材並びにパートナー企業との連携による各種施策の実行を継続するとともに、エイム社のエンジニアリング力を活かしながら、積極的に事業を推進してまいります。

当期に関しては、新型コロナウイルス感染症による、100年に1度と言われるような経済の危機的状況ではございますが、この危機を乗り越えるべく、全社一丸となって取り組んでまいります。

これらの取り組みを通じ、株主価値のより一層の向上に努める所存でございます。株主の皆様におかれましては、変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。



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