ニュースプレスリリース

2011年11月15日
株式会社ユビキタス

ユビキタス社、統合無線LANソリューション「AIR NOE Solution」を
ルネサス販売の最新無線LANモジュール向けに提供開始
~低価格の無線LAN対応デバイスを簡単に実装可能な統合無線LANソリューション~

株式会社ユビキタス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:三原 寛司、以下ユビキタス社)は、ルネサス エレクトロニクス販売株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三浦 芳彦、以下ルネサス販売)の 802.11b/g 対応統合無線LANモジュール向けに、統合無線LANソリューションの新版「AIR NOE Solution」を開発したことを発表します。また本日11月15日よりルネサス販売を通じて、同社の無線LANモジュール「YCSCSA2SAA01」と同梱での提供を開始します。

AIR NOE Solutionは、組込みシステムの無線LAN対応を短期間で簡単に実現するための統合無線LANソリューションパッケージです。ユビキタス社のソフトウェアプラットフォーム「Ubiquitous Network Framework」により、従来はホストシステムに実装する必要があった無線LANデバイスドライバ、ネットワーク プロトコルスタック、セキュリティ機能などのソフトウェアを無線LANモジュール上に搭載し、標準パッケージとして提供します。対応したモジュールをホストシステムに追加するだけで、無線LAN機能を付加することが可能となります。

通常、無線LANモジュールにこれらのソフトウェアを組み込むことは、ソフトウェアのコードサイズの問題もあり、困難でしたが、「小さく」「軽い」特長を持つ「Ubiquitous Network Framework」を最適化することにより実現しました。
また、無線LAN機能を実装するためには多くの作業を要しますが、AIR NOE Solutionは、簡単なコマンドを呼び出すだけで無線LAN通信を実現出来るような仕組みを提供します。豊富なコマンドインターフェースにより、無線LANの詳細な知識なしでも、必要な機能を簡単に実装することが可能です。
更に、従来の方法では、無線ネットワーク対応が困難とされた 8bit または 16bit マイコン搭載の機器においても、AIR NOE Solutionを搭載したモジュールを導入することで、無線LAN機能を付加することが可能となります。

AIR NOE Solutionを導入いただくことで、組込み機器への容易な無線LAN通信機能の搭載、低価格での無線LAN対応デバイスの開発が可能となり、大幅な開発期間の短縮、コスト削減を実現します。

ルネサス販売が開発・販売する最新の統合無線LANモジュール「YCSCSA2SAA01」は、大容量ROM/RAM内蔵および高機能かつ低消費電力な32ビットマイコン「RX621」と無線LANチップで構成されています。AIR NOE Solutionを搭載することで、シリアルインターフェースなどを通じて既存のシステムと接続するだけで、無線LAN機能を利用することが可能となります。同無線LANモジュールは、ユビキタス社が今年5月に発表した、節電の見える化を実現する無線LAN対応電源タップ「iRemoTap」にも搭載予定です。
なお同無線LANモジュールは、ルネサス販売から2008年に発売された統合無線LANモジュール「YCSCSA1SAA01」での協業に次ぐものとなり、従来と比べて高性能なマイコンを採用することにより、WPS利用時の接続時間が大幅に短縮できる上、お客様のニーズに合わせたアプリケーションを、無線LANモジュール側で実現しやすくなりました。

ここ1年の間に、スマートフォンや、タブレットなどの最新情報機器のみならず、デジタルテレビやオーディオ、デジタルカメラなどの従来のデジタル家電機器の無線LAN対応が急速に進んでおり、2010年に7億6千万台出荷された無線LAN搭載機器が、2015年には、2倍以上の20億台を超える対応機器が出荷されると無線LANの標準化団体Wi-Fi Alliance®は予測*1しています。また、今後は、スマートグリッドやHEMSを構成する白物家電や種々のセンサーなど、これまで複雑な情報処理が想定されていなかった非インテリジェンスな組込み機器にまで無線LANネットワーク対応のニーズが爆発的に広まると予測しており、複雑な通信処理を意識させない形で、無線LAN機能をかんたんに実装でき、かつスマートフォンやクラウドサービスなどとの連携可能なソリューションが求められると想定しています。ユビキタス社では、無線LAN技術者のいない製造事業者様でもいち早く無線LAN対応機器の開発とそれらを活用したアプリケーション、サービスの実現ができるワンストップソリューションの提供を目指して、対応製品、サービスの拡充を引き続き図り、今年度発表した、ユビキタス社の次の10年ビジョンである「Internet of Things:モノのインターネットのグローバルリーダー」実現のためのエンドポイント側の中核事業として位置付けていきます。

なお、2011年11月16日(水)~18日(金)の期間、パシフィコ横浜で開催される組込み総合技術展「Embedded Technology 2011」のユビキタスブース(ブース番号:E-35)にて本製品及び対応モジュールの静展示と機能説明のステージプレゼンテーション、並びにユビキタス社の考える無線LANソリューションのデモ、製品説明などを行います。

■ルネサス エレクトロニクス販売株式会社 コンポーネント統括部 統括部長 松下 薫 様のコメント
「ユビキタス社とは、2008年より現在に至るまで無線LANソリューションに関する取り組みを継続してまいりました。今回、新たなソリューションと して本製品の開発並びに販売先を確保出来たことで攻めの態勢が出来たものと考えています。ルネサス エレクトロニクスの低消費・高機能で定評のあるRX621マイコンと無線LANチップの組み合わせにより、センサーネットワークをはじめとした組込機器向けの統合無線LANソリューションとして鋭意展開致します。当社は今後もユビキタス社と手を携え、特に、現在、ルネサス エレクトロニクス製マイコンをご利用いただいているお客様を中心に、本製品の拡販を推進してまいります。」

■株式会社ユビキタス 代表取締役社長 三原 寛司のコメント
「無線LAN市場の急速な拡大を背景に、ヘルスケア製品や、デジタルカメラ、車載機器など、従来では考えられなかった組込み機器にも無線化の波が本格化してきています。今後もこの傾向は継続し、無線LANチップの低価格化と市場の拡大が必達と弊社では見ています。今回発表した、ルネサス エレクトロニクス販売製SA-2のようなAIR NOE Solution対応モジュールの拡大を皮切りに、単に無線LANに対応できるだけでなく、製造事業者が無線ネットワーク環境で実現したいサービス、機能を実現できるソリューションをワンストップで短期間に可能にするラインナップを目指して、事業拡大を行ってまいります。今後とも、弊社が掲げている、『ユビキタス・ネットワーク』を実現するための一環として引き続き取り組んでまいります。」

*1 出展元 : Wi-Fi Alliance 2010 Annual Report

※本リリースに記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。

■ Ubiquitous Network Frameworkについて
Ubiquitous Network Framework は、ユビキタスネットワークデバイスを開発するための独自開発のソフトウェアプラットフォームで、非常に少ないリソースにおいて、ネットワークデバイスの開発を可能にする製品です。主要なネットワーク対応CPUをサポートし、組込みシステム向けのマルチスレッド対応カーネル「Ubiquitous Kernel」と、TCP/IPプロトコルスタック、およびその周辺のプロトコルなどを含んだ製品群で構成され、有線、無線LAN環境を問わず、様々な組込み機器のニーズに応えた「小さく」「軽く」「速い」ネットワーク化を可能にします。
製品についての詳細は、下記のホームページをご覧ください。

https://www.ubiquitous-ai.com/products/network/nf/

株式会社ユビキタス(証券コード3858)について

ユビキタス社は、2001年に創業された組込み機器向けを中心としたコンピュータソフトウェアの開発・ライセンスを行う企業です。ユビキタス社会において必要となる、ネットワーク関連(ホームネットワーク関連・暗号技術を含む)、データベース、システムの高速起動技術などの多数のソフトウェアを提供しております。他と差別化された製品群で、ユビキタス社会の要請に応えます。

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本プレスリリースに関するお問い合わせ先

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担当 : 半田、川村

株式会社ユビキタスPRデスク (株式会社アクティオ内)
TEL : 03-5771-6426 E-mail : ubiquitous-pr@actioinc.jp
担当 : 福澤、大蒲

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