ニュースプレスリリース

2019年07月09日
株式会社ユビキタスAIコーポレーション

ユビキタスAIコーポレーション、AIを活用した空気質(エアクオリティ)モニタリングサービスを7月9日(火)に提供開始 ~PM2.5、NO2、SO2、オゾン、花粉などの空気質データを独自分散アルゴリズムで解析~

株式会社ユビキタスAIコーポレーション(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:長谷川 聡、以下「ユビキタスAIコーポレーション」)は、イスラエルのBreezoMeter(本社:イスラエル、ハイファ市、CEO:Ran Korber、以下「BreezoMeter社」)が開発した空気質(エアクオリティ)モニタリングサービス「BreezoMeter」のAPIを2019年7月9日(火)に提供開始したことを発表します。

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世界のData as a Service(以下「DaaS 」)市場は、2019年から2025年にかけて年平均35%を超える成長率で推移することが予測(Research N Reports調べ)されています。なかでも空気質(エアクオリティ)のリアルタイムモニタリング・予測サービスに対する需要が高まりつつあります。WHOによると、危険なレベルの大気汚染の中で暮らしている世界人口の割合は92%、大気汚染に関連した年間死傷者数は7万人、大気汚染に関連した年間損失額は5兆ドル(日本円でおよそ560兆円1)にものぼるからです。

BreezoMeter社は、世界92か国で8,400万人以上が既にデータを利用しており、世界中の空気質に関するビッグデータ(PM2.5、NO2、SO2、オゾン、花粉等)をリアルタイムで分析・予測・追跡する企業です。現在も空気質の状態が事業と密接に関わるスマートホーム、スマートシティ、自動車、ウェルネス、フィットネス、化粧品などを取り扱う、さまざまな企業に対しAPI2を通じてサービスを提供しています。

空気質は地区や通りが違うだけで状態が異なるだけでなく、風や地形、交通状況など、さまざまな要因の影響を受けて一日中変化しています。BreezoMeterの空気質モニタリングサービスは、世界各地の47,500台のセンサーからビッグデータを生成し、毎時1.8TB以上のデータを検証して、AIを用いた独自の分散アルゴリズムにより解析した情報を提供します。

BreezoMeter基本API

  • 空気質API:リアルタイムに空気質データを取得
  • 履歴API:汚染履歴を表示
  • 予測API:最大 4 日間の予測が可能
  • ヒートマップAPI:汚染ヒートマップを表示
  • 花粉API:花粉飛散数を取得

顧客企業は、BreezoMeterのAPIを使用し、可視化した空気質に関するデータをさまざまな製品やサービス、アプリケーションを通じて提供可能になります。API提供時には、あわせてBreezoMeter社の豊富なユースケースやコンサルティングのほか、ユビキタスAIコーポレーションのソフトウェア製品や高品質なエンジニアリングサポートの提供も可能です。

BreezoMeterの採用実績

高度なアルゴリズムを使って大気汚染状況を計算するBreezoMeterは、グローバルブランドからの信頼を獲得しています。ダイソン社やBlue Air社の空気清浄機やHELLA社の車載エアクオリティ管理システム、Johnson Controls社の空調機器やALK社のアレルギー治療など、製造販売を中心とする企業だけでなく、Faurecia社のスマートシティダッシュボードなど公共の場でも幅広く採用されています。BreezoMeterの採用企業では、購買意欲向上で顧客の装置売上45%増、フィルタや周辺機器の売上増加、BreezoMeterの空気質データ追加後、アプリ/製品へのユーザーの関与が平均2.4倍に増大するなどの効果が報告されています。(BreezoMeter社調べ)

<BreezoMeter CEO Ran Korber 氏 のコメント>

私たちBreezoMeter社は、ユビキタスAIコーポレーション社と一緒にお仕事をさせていただくこの機会を大変嬉しく思っております。BreezoMeterは、位置情報に基づく大気汚染と花粉の情報をリアルタイムに利用できるデータサービスです。直感的で実用的な情報で何百万人もの人々の健康を向上させながら、なおかつ個々のユーザーにパーソナライズ化されたエクスペリエンスの機会を与え、製品の販売数や、製品、アプリなどの使用頻度を増やせます。BreezoMeterの環境データを、ユビキタスAIコーポレーション社のIoTおよびモビリティ分野の顧客に活用いただくことで、大きな価値を提供すると同時に、これから開拓される新しい分野でも優れた価値をもたらすことと思っております。

<株式会社ユビキタスAIコーポレーション 代表取締役社長 長谷川 聡 のコメント>

ユビキタスAIコーポレーション社は、AIを活用して精度の高い空気質データを提供し、世界規模で実績を持つBreezoMeterを日本の企業に対して提供できることを大変喜ばしく思います。IoTなどあらゆるものからデータを取得できる環境が整い、データを解析する技術も大きく進歩している今、長年、組込みソフトウェア業界で活動してきた我々だからこそ、ご提供できる付加価値があると考えます。BreezoMeterの提供を通じて、日本の空気質環境改善や、大気汚染による被害の軽減に貢献するとともに、顧客企業の製品力向上に役立つAIを活用したデータサービスとして、顧客企業のビジネスに貢献してまいります。

ユビキタスAIコーポレーションは、IoT機器の開発に役立つソフトウェア製品の提供に加え、AIを活用したデータサービスの提供を通じ、企業のデータ活用を支援してまいります。

※1 1ドル112円として計算。

※2 API(Application Programming Interface):ソフトウェアを操作するためのインターフェースの仕様。本来、必要となるプログラムの作成を省略し、開発を効率化できます。

BreezoMeterについて

BreezoMeter社は、世界中の空気質に関するビッグデータをリアルタイムで分析・予測・追跡する企業です。高度なアルゴリズムを使って大気汚染を計算することにより、BreezoMeterは超局所的空気質データの世界的リーダーとしての地位を確立しています。
本社所在地 :Hanamal St. 24, Haifa, Israel / URL : https://breezometer.com/

株式会社ユビキタスAIコーポレーション(証券コード3858)について

ユビキタスAIコーポレーションは、組込み機器向けを中心としたソフトウェアの開発・ライセンス、および海外製ソフトウェアの輸入販売を行う企業です。ユビキタス社会に必要とされる、ネットワーク関連(ホームネットワーク関連・暗号技術を含む)、データベース、システムの高速起動技術、各種テストツールなど、多数のソフトウェアとサービスを提供しています。他と差別化された製品群で、ユビキタス社会の要請に応えます。
本社所在地 : 東京都新宿区西新宿1-21-1明宝ビル6F / URL : https://www.ubiquitous-ai.com/

投資家の皆様へ

本プレスリリースは、ユビキタスAIコーポレーションの定性的な業務進捗をお知らせするためのものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。当社業績・経営指標の進捗・予想に関しては、取引所開示情報である、決算短信などをご参照ください。

本プレスリリースに関するお問い合わせ先

株式会社ユビキタスAIコーポレーション マーケティング&コミュニケーション部 (担当:藤井)
TEL : 03-5908-3451 Webからのお問い合わせ

本製品に関するお問い合わせ先

株式会社ユビキタスAIコーポレーション ディストリビューション事業部 (担当:永井)
TEL : 03-5908-3451 Webからのお問い合わせ