ニューストピックス
2020年12月09日
株式会社ユビキタスAIコーポレーション
DarwinAI社とRed Hat社が提携を発表
~Boston Children's Hospitalの基盤技術を利用し、胸部X線撮影によるCOVID-19検出のためのAI「COVID-Net」の病院への導入を促進~
このたび、ユビキタスAIコーポレーションが日本国内での代理販売権を持つディープラーニングモデル最適化プラットフォーム「GenSynth(ジェンソン)」を開発するDarwinAI社が、オープンソースソリューションの世界的なリーディングプロバイダーであるRed Hat社との協業を発表しました。
この協業は、病院やその他の医療施設に対して、胸部X線撮影によるCOVID-19の検出とリスク層別化※1に役立つディープニューラルネットワーク「COVID-Net」の導入を加速させることを目的としています。
また、DarwinAI社とRed Hat社は、Boston Children's HospitalのFNNDSC (Fetal Neonatal Neuroimaging and Developmental Science Center)チームとも連携し、実際の臨床および研究分野での使用に向けたソフトウェア開発にも取り組んでいます。
この取り組みでは、KubernetesプラットフォームであるRed Hat OpenShiftを使用したBoston Children's ChRISフレームワーク上に置かれたウェブベースのGUIによって、臨床医がCOVID-Netをより簡単に使用できるようにすることを目指しています。
DarwinAI社CEO Sheldon Fernandez氏のコメント
「私たちのミッションは、人々が信頼できるAIを構築するのを支援することであり、COVID-Netの開発は、そのゴールについて時宜を得た形で表現したものです。また、COVID-Netは有望なツールですが、その効果を発揮するためには説得力のあるGUIと組み合わせる必要があり、Boston Children's ChRISフレームワークとRed Hat OpenShiftは、最前線の医療従事者にCOVID-Netを届けるための効果的な方法となります。」
オープンソースとなる、COVID-Netのダウンロードは こちら
本記事についての詳細は こちら
COVID-Netの開発に使用された説明可能なプラットフォーム「GenSynth(ジェンソン)」の詳細については、こちらをご参照ください。
※1 リスク層別化:さまざまな因子を用いて、集団を疾病リスクの高低によって分類すること