車載専用ノイズ/エコーキャンセラー BdSound S2C-A グローバル車載市場に特化したECNRコミュニケーションソリューション

概要

BdSound 社のBdSound S2C-A は、グローバル 車載市場に特化したアコースティックエコー・ノイズキャンセリングソフトウェア製品です。本製品は、ボイスアシスタント、マイクバブルAI 技術を用いたNRNoise Reduction)など、優れた独自の技術が組み込まれています。車内における音声コミュニケーションや、車外とのハンズフリー通話だけでなく、車載音声認識、音響拡張でも、迅速・スムーズにエコー・ノイズを除去し、より快適な車内のボイス環境を作り上げることができます。

また、製品開発段階では、BdSound 社より提供される独自のチューニングツールを利用することで、パラメータ変更のたびにアプリケーションを再構築する必要がなくなり、簡単かつ素早く機器への実装ができるので、開発期間を確実に短縮できます。また、従来のハードウェアモジュールと比べて、コストパフォーマンスが格段に向上します。

※マイクバブル:プライベートコミュニケーションに適した空間(プライベート会話空間)を仮想的に構築し、プライベート会話空間外の会話による影響を大幅に低減する技術

製品構成

BdSound S2C-A スイートは、次世代自動車における音声信号の管理と処理を実行するソフトウェア コンプリートモジュール ソリューションであり、コミュニケーションクオリティとボイスインタラクションを向上させるために必要なすべての処理ブロックを提供します。

bdSound_02.jpg

BdSound S2C-A導入のメリット

次世代の自動車は、もはやただの乗り物ではなく、ドライバーとの会話を楽しんだり、いろいろな情報を得たり、デバイス間の連携をしたり、自宅デバイスを制御したりする空間であることが求められています。

また、音声は、安全運転に役立つという理由で、最も自然な機器操作手段として用いられ始めています。BdSound S2C-A は、カーコミュニケーションに必要とされる、高品質なオーディオ、ハンズフリー通話、音声会話に適した高い性能を持っています。

プラットフォームの対応実績

CPU

  • ARM Cortex M/Cortex AIntel x86/x64FPGA/EPPADI SHARCなど

OS

  • Bare MetalfreeRTOSLinuxWindowsOS-XiOSAndroid

技術サポート

安心してBdSound S2C-A 製品を搭載いただくために、実装から、チューニング、デバッグ、テスト、ロゴ認定試験まで、ユビキタスAI コーポレーションとbdSound 社の強力な技術サポート体制の下、スピーディかつ高品質な日本語による技術サポートサービスを提供しています。

各処理ブロックについて

BdSound S2C-A は、以下の処理ブロックを用途に応じて組み合わせることで、高品質な製品の効率的な開発を実現します。

ECNR:Echo Canceller and Noise Reduction  NRAI:AI-based Noise Reduction  ABF:Adaptive Beamforming  MBI:Multichannel Barge-In  DMS:Distributed Microphones  SCM:Smart Clock Manager  AQE:Audio Quality Enhancement  ICC:In Car Communication

ECNR:Echo and Noise Canceller

ECNR は、すでに50件以上の車種でApple CarPlay® の認定取得済みなだけでなく、BluetoothAndroid AutoAlexa Auto とも連携ができます。オートモティブ市場における豊富な搭載実績を持つ、完全なアコースティックエコー・ノイズキャンセリングよるハンズフリー通話ソリューションです。

bdSound_06.png

【特長】

  • 全二重(ダブルトーク)、非常にクリアな音質
  • 幅広いサンプリング周波数(8kHz-48kHz)対応
  • マルチ入力でのビームフォーミング機能
  • 優れたノイズ低減機能
  • タイムリーかつシンプルなチューニング手法
  • チューニングGUI ツール(BdController)によるスピーディな製品開発の実現

NRAI:AI-based Noise Reduction

人工知能(AI)技術をベースにした革新的なノイズキャンセリング機能の実現で、音声コミュニケーションの快適さを向上させ、音質に影響を与えずに、急速に変化するノイズを除去します。シングルマイクでも効果的なパフォーマンスを発揮できるソリューションです。

bdSound_07.png

【特長】

  • シングルマイクでも十分な効果
  • 音声認識の成功率の向上
  • 音質の低下を防ぐ
  • アーティファクトがなく、高速にノイズを除去
  • スピーチの明瞭度の向上

ABF:Adaptive Beamforming

車内にマルチマイクが取り付けられている場合、ビームフォーミング機能は、ピンポイントで話し手に焦点を合わせて、ノイズの除去と抽出された音声の品質を改善するのに役立ちます。2 チャンネル、あるいはそれ以上の複数マイクによって、スケーリングできるセルフアダプティブなソリューションです。

bdSound_08.png

【特長】

  • 複数のマイクを管理して、ノイズの除去力を向上
  • マイクバブル(プライベート会話空間)を生成し、会話の音質を改善
  • 強力かつセルフアダプティブ(煩雑なトレーニング不要)
  • BdSound S2C-A とスムーズに統合

MBI:Multichannel Barge-In

ボイスアシスタントで車内における自然なインタラクションを行うためには、割り込み機能が要求されます。MBI ソリューションは、マルチチャンネルオーディオシステムをサポートするだけでなく、高精度の割り込み機能を持つボイスアシスタントによって、ユーザーにスムーズな対話体験を提供します。

bdSound_09.png

【特長】

  • 音声アシスタントのメッセージを中断して、話し合う可能性を提供
  • マルチチャンネルオーディオシステムで、マルチチャンネルを一元管理
  • 最大48kHz の音声サンプリング周波数をサポート

DMS:Distributed Microphones

DMS は、車内において乗員の周りにいくつかのマイクバブルを作り、ハンズフリー通話と車内会話のいずれの場合も選択された話し手に焦点を当て、他の音源を排除することで、よりプライベートなコミュニケーションを提供するソリューションです。

bdSound_10.png

【特長】

  • いくつかのマイクバブル(プライベート会話空間)を作成
  • いくつかのマイク(あるいはマイクアレイ)から、スマートに信号を組み合わせる
  • エッジプロセッサとヘッドユニットのメインプロセッサ間の共有処理をサポート

SCM:Smart Clock Manager

オーディオシステムがいくつかのクロックドメインをベースにする場合、アコースティックエコー・ノイズキャンセリングパフォーマンスが低下する可能性がありますが、 SCM は、異なるクロックドメイン間のインタラクションが素晴らしい精度で、最適なECNR パフォーマンスを実現します。

bdSound_11.png

【特長】

  • マルチ非同期クロックシステムで、ITU-T 試験におけるECNR パフォーマンスを向上
  • 異なるデバイスとサブシステムの相互接続性を向上
  • 利用可能なプロセッサと計算リソースに応じたコンフィグレーションが可能

AQE:Audio Quality Enhancement

AQE は、必要不可欠かつ基本的なオーディオ処理で、シェルビングフィルター(shelving filters)からイコライザー(equalizers)まで、またリミッター(limiters)からダイナミックレンジコントロール(dynamic range control)まで、すべてのバージョンの製品に標準搭載され、システムにサウンド特徴を与えるのに最適なツールです。

bdSound_12.png

【特長】

  • 柔軟なオーディオ処理ブロックの集まり
  • ボイスのカスタム化に役立つ
  • ダイナミックレンジコントロールシステムが、知覚される音量を維持しながらスピーカー出力時の歪みや振動を改善
  • 低フットプリント、省リソース

ICC:In Car Communication

ICC は、ハンズフリーシステムと同一のマイクを利用し、スピーカーでリアルタイムに音声を出力する拡声システムとして機能します。

bdSound_13.png

【特長】

  • 車内でローカル拡声システムを創出
  • ハンズフリーおよびVA 機器、あるいは既に利用可能な既存のハードウェアで稼働可能
  • 安定的かつ非常に低いレイテンシー、フルバンドで対応