MISRA準拠TCP/IPセキュリティソフトウェアHE-NETシリーズ向け
セキュリティソフトウェア

Core Advantages | 製品の強み
- TLS1.3/TLS1.2対応
- MISRA-C:2012 準拠
- 小フットプリント
- RTOS/ベアメタル対応
- IPv4 / IPv6 対応
- グローバル市場における豊富な採用実績
HE-NET(Tuxera TCP/IP Stack)には、MISRA Cに準拠して開発された、高品質・高信頼性を確保するためのさまざまなセキュリティソフトウェアをオプションとして用意しています。
必要なプロトコルを選択して実装することで、少ないROM/RAMフットプリントで安全な通信を実現できます。
HE-NETの詳細は下記リンクをご参照ください。
HE-NETの詳細を確認する
組込み機器の通信と暗号化対応の課題
- IoT機器や組込み機器の安全な通信を実現したい
- 不正アクセスや通信の盗聴を防止したい
- リソースの限られたマイコンでもセキュアな通信を実現したい
- TLS1.2の互換性は維持しながら、将来的にはTLS1.3にも対応したい
HE-NETは多彩なオプションでお客さまの課題を解決します!
HE-TLS
HE-TLS は、TLS1.3/TLS1.2/DTLS1.3/DTLS1.2をサポートするセキュリティソフトウェアです。高い品質と信頼性を実現するために、MISRA Cに準拠して開発されています。
TLS1.3/TLS1.2/DTLS1.3/DTLS1.2の中から、必要なプロトコルだけを選択可能です。
HE-TLS 共通の強み
- ワンチップマイクロコントローラ向けTCP/IPソリューションに最適
- TLS1.3/TLS1.2/DTLS1.3/DTLS1.2のうち必要なプロトコルのみを選択可能
- BSD互換ソケットインタフェースに対応。多くの組込みアプリケーションとの組み合わせが可能
- Mutual Authentication(サーバー/クライアント相互認証)をサポート
- X.509証明書認証をサポート
- Pre-Shared Key(PSK)をサポート
- AES、RSA、SHA、ECDSA、ECDHE暗号をサポート
- AEAD(GCM、CCM、CCM-8)をサポート
HE-TLS1.3/HE-DTLS1.3
- TLS1.3(RFC 8446)をサポート(HE-TLS1.3)
- DTLS 1.3(RFC 9147)をサポート(HE-DTLS1.3)
- TLS 1.3非対応の相手とも接続可能なTLS 1.2へのフォールバック(後方互換)対応(HE-TLS1.2と併用)
- ChaCha20-Poly1305暗号をサポート
HE-TLS1.2/HE-DTLS1.2
- TLS1.2(RFC 5246)をサポート(HE-TLS1.2)
- DTLS1.2(RFC 6347)をサポート(HE-DTLS1.2)
- 3DES、DSS、EDH暗号をサポート
HE-IPSEC
HE-IPSECは、Security Architecture for IP(IPsec)に準拠した、IP層のペイロードを暗号化するプロトコル製品です。HE-IPSECを使用することで、プライベートネットワークの秘匿化に加え、VPNの構築にも利用できます。
- Security Architecture for IP(IPsec)RFC 4301をサポート
- Internet Key Exchange(IKEv2)RFC 7296をサポート
- Extended Authorization Protocol(EAP)RFC 3748をサポート
- Encapsulating Security Payload(ESP)RFC 4303をサポート
- Authentication Header(AH)RFC 4302をサポート
- RFC 3948に準拠したNAT traversal(NAT越え)をサポート
- VPNトランスポートモードおよびトンネルモードをサポート
- DIoTに必要な、デバイスによるサーバー認証に加え、サーバーによってデバイスを認証する相互認証機能をサポート
HE-EAP
HE-EAP(Extensible Authentication Protocol)フレームワークは、IEEE 802.1X認証クライアント(サプリカント)機能を実現するソフトウェアキットです。多くのEAPの「フレーバー」をサポートしており、サポートしていないプロトコルも簡単に追加できるようにフレームワークが設計されています。EAPはデバイスの認証に使用され、認証サーバーに認証要求を行います。
- EAPに関連するすべてのRFCに完全に準拠
- EAP-MD5、EAP-TLS、EAP-IKEv2をサポート
- EAP-LEAP、EAP-PEAP、EAP-TTLS、EAP-FASTなど、現状未サポートの新規認証機能の追加拡張が可能
- ターゲットシステム上の正しい動作を検証するためのテストスイートが付属
- Wi-SUN認証要件に完全に準拠、Wi-SUNの相互運用性テストに合格
HE-MACsec
HE-MACsecは、Media Access Control Security(MACsec)に対応した組込み用ソフトウェアです。TCP/IPプロトコルスタック『HE-NET』と合わせて利用することで、安全な通信を実現できます。
MACsecは、Media Access Control層(データリンク層L2)で動作するIEEE 802.1AE-2018規格に準拠したセキュリティプロトコルです。MACsecに対応した2台の機器間のパケット認証と暗号化を実現します。
- IEEE 802.1 AE標準に厳密に準拠
- RTOSベースのシステムと非RTOSベースのシステムの両方と統合可能
- 認証付き暗号AES-GCM対応
MACsec Key Agreement(MKA)
MKAは、LANに接続された機器間のセキュアな通信をサポートするために、互換性のある認証、認可および暗号鍵の合意メカニズムを提供するプロトコルです。IEEE 802.1XREV-2010仕様のEAPoL(Extensible Authentication Protocol over LAN)をベースに、メッセージタイプ拡張として実装されています。
MKAは、Connectivity Association Keyを使用して、Secure Association Key(SAK)と呼ばれる一時的なセッションキーを導出します。SAKと他のMKAのパラメータは、セキュアチャネル上の通信を維持し、暗号化や他のMACsecセキュリティ機能を実行するために必要です。SAKは、他の重要な制御情報とともに、MKAプロトコルの制御パケットで配布されます。
製品比較表
各オプション製品における用途・仕様をまとめています。
| 項目 | HE-TLS | HE-MACsec | HE-IPsec | HE-EAP |
|---|---|---|---|---|
| 主な用途 | TLS/DTLSによる通信暗号化 | Ethernetフレームの認証・暗号化 | IP層通信の保護/VPN | IEEE 802.1X認証クライアント |
| 主な保護対象 | TCP/UDP上のアプリケーション通信 | L2データリンク | IP層ペイロード | ネットワーク接続時の認証 |
| 関連規格 | TLS1.3 RFC 8446、TLS1.2 RFC 5246、DTLS1.2 RFC 6347 | IEEE 802.1AE-2018 | IPsec RFC 4301、ESP RFC 4303、AH RFC 4302、IKEv2 | RFC 3748、IEEE 802.1X |
| 暗号・認証 | TLS暗号スイート、証明書認証、相互認証 | AES-GCM、MKA | ESP/AH、IKEv2によるSA確立 | EAP-MD5、EAP-TLS、EAP-IKEv2 |
| 補足 | HE-TLS1.2とHE-TLS1.3で対応範囲が異なる | L2で透過的に保護 | トランスポート/トンネルモード対応 | 認証方式はEAPメソッドに依存 |
主な適用分野
各オプション製品における用途・仕様をまとめています。
産業用機器・FA
PLCや産業用センサーの通信セキュリティ。MQTT over TLSなどに対応。
車載システム
ECU間通信・OTA更新のセキュア化。MISRA準拠。
医療機器
医療データの安全な送受信。厳格なセキュリティ規制への対応に。
IoTゲートウェイ
クラウド・サーバとのTLS接続。MQTTブローカーとのTLS通信。
スマートエネルギー
スマートメーター・EV充電器のセキュア通信。
セキュリティ機器
ファイアウォール・VPN機器などのセキュリティ製品の組込み実装に。