ニュースプレスリリース
2007年07月09日
株式会社エイム
シーフォーテクノロジーとエイムによる学習型推論エンジン「NEXTe (Neural EXTract engine)」を利用してのレコメンドシステムを共同開発
株式会社 シーフォーテクノロジー(東京都品川区、社長:三住 光男、以下C4T)と、株式会社エイム(神奈川県川崎市、社長:渡辺 香織、以下エイム)は、C4Tが研究開発を行っている学習型推論エンジン「NEXTe(Neural EXTract engine)」を利用して、新しいレコメンドシステムを共同で開発いたしました。
NEXTeはC4Tの独自アルゴリズムをニューラルネットワーク処理に組み込むことにより、リアルタイムに学習・推論ができる学習型推論エンジンです。個人の趣味嗜好の特徴を学習させることにより、パーソナライズされた推論(レコメンド)が可能です。
エイムは、デバイス機器への組み込みソフトウェア開発に強みをもち、これまで、携帯電話、カーナビ、カーオーディオ、ホームオーディオなどの製品開発を手掛けてきたソフトウェア開発会社です。また、日本語CDDB(Compact Disc Data Base)サーバーを独自に立ち上げた他、現在は楽曲や楽曲の発音データ(YOMI発音データ)等のコンテンツ制作も手掛けており、家電メーカーを中心に「コンテンツ/技術/サービス」をトータルに提案・提供しております。
今回、共同開発の第一弾として、楽曲のレコメンドシステム「M-NEXTe(エム-ネクスト)」を開発いたしました。M-NEXTeは、主に音楽プレイヤーや音楽配信サイトに組み込み、ユーザーそれぞれの趣味嗜好にあった楽曲をレコメンドするシステムです。ユーザー個々の聴取履歴(再生回数、曲のジャンル、聴いた時間帯など)や、曲そのものの特徴をM-NEXTeで学習・推論し、ユーザーの趣味嗜好に合わせてレコメンドします。なお、学習・推論させる楽曲の特徴については制限がなく、あらゆる特徴量を利用することが可能です。
今後、C4Tおよびエイムは、本システムをベースに、パーソナルコンピュータベースのメディアプレイヤーやカーナビゲーションシステム、各種情報家電、音楽配信サイトなどへの組み込みの営業を行ってまいります。