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2013年07月18日
株式会社エーアイコーポレーション
組込み用 高速・電源断ファイルシステム『Reliance Nitro 3.0』、Linuxカーネルv3.7に対応
この度、米国Datalight社の組込み用 高速・電源断ファイルシステム『Reliance Nitro 3.0』がマイナーバージョンアップいたしました。
バージョンアップの主な内容
- Linuxカーネルv3.7まで対応
- Nitro3.0フォーマットへの変換ツールが付属
(旧フォーマットNitro2.xからの変換ツールです。) - Nitro2.xでフォーマットされているデスクをリードオンリーでNitro3.0でも参照可能
- RelianceNitroリーダがNitro3.xフォーマットをサポート
(RelianceNitroリーダは、ブートプログラムからNitroファイルシステムを読み出す機能です。)
『RelianceNitro 3.0』では、全てのメタデータに加え、任意でユーザデータのブロックにもCRC機能を追加することができます。ファイルシステムがブロックの破損をいち早く検出し、エラー検知時の設定に従うことで、システムの不正な振る舞いを抑止し、信頼性を維持します。また、不具合発生時の問題の追及が容易になります。
※『Reliance Nitro 3.0』は、従来製品を一から見直し、再設計された製品です。これまでのバージョンとの互換性や『RelianceNitro 3.0』への移行などにつきましては、別途お問い合わせください。
Reliance Nitro
『Reliance Nitro』は、米国特許を取得したトランザクション方式のファイルシステムです。ツリーベース構造により、高速なファイル検索が可能です。トランザクションごとにメタデータを二重管理しているので、突発的な電源断が発生した場合でも、直前のトランザクションのメタデータが復旧されます。ユーザデータを上書きしないので、メタデータはもちろんのこと、ユーザデータも完全に保護されます。
どのようなストレージデバイスでも利用できますが、フラッシュメモリを利用する場合は、米国特許技術のウェアレベリングや不良ブロック代替機能によってフラッシュメモリの寿命を延ばすことができ、各種NOR/NANDコントローラに対応しているフラッシュメモリドライバ『FlashFX Tera』との組み合わせを推奨いたします。