エッジデバイス一括管理プラットフォーム Avassa Control Tower エッジデバイス上にあるアプリケーションの一元的なライフサイクル管理を実現
Avassa Control Tower は、ユーザーインターフェースおよび API を介して、分散したエッジ資源とコンテナ化されたアプリケーションを集中管理するためのプラットフォームです。遠隔地など広範囲に分散しているエッジデバイスにインストールされているアプリケーションのライフサイクル管理の一元化を実現します。
例えば、気象予報システムや防災システムなど、全国に設置されているエッジデバイスを利用するシステムに Avassa Control Tower を導入することで、個々のエッジデバイス上のアプリケーションのデプロイ、アップグレード、モニタリングなどが容易に実現できます。Avassa Control Tower は、サービスとして利用することも、オンプレミスにインストールして利用することもできるため、特殊性の強い独自システムを利用するお客さまでも利用可能です。
<Avassa Control Tower 使用イメージ>
主な特長
シンプルでユーザーフレンドリー
- エッジ専用
オーケストレーション機能のインテグレーション、クラスター管理、セキュリティ管理、内蔵イベントストリームなど、エッジ管理に最適化された使いやすいプラットフォーム - エッジに直接アプリケーションをデプロイ
エッジに直接 Avassa Control Tower のアプリケーションをデプロイすることで、デバイスのコンフィギュレーション、秘密情報、証明書、テナントのコンフィギュレーション、イメージファイルなどが確実にサイト(エッジデバイスのグループ)にインストールされたことが確認可能。マニュアルや手順の確認や新たなツール追加が不要 - 簡単なインテグレーション
CI/CD パイプライン(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)などの開発者用ツールを全く意識せずに、アプリケーションのデプロイを統合
アプリケーション中心のソリューション
- ポリシーベースのアプリケーション配置とスケジューリング
サイトおよびホストのどこにアプリケーションを配置するかを正しく制御。アプリケーションの定義は、プロセスの逐次記述(Imperative)ではなく、目的を宣言文的に記述する(declarative)ことでエッジにおける望ましいコンフィギュレーションの状態を維持 - 各サイトのクラスターに対するエッジネイティブなアプリケーションサービスの組み込み
それぞれのエッジサイトのローカルインスタンスによって、エッジネイティブのアプリケーションサービスを組込み。Avassa Control Tower が自動的に処理するので、インストール、コンフィギュレーション、アップグレードなどが不要 - アプリケーションにフォーカスしたモニタリング
Avassa Control Tower がアプリケーションの状況のモニタリングを行うため、低レベルのイベントとメトリックに時間を費やす必要がなくなり、コンテナのトラブルシューティングに集中可能
分散セキュリティー
- 証明書、資格、アプリケーションの非公開情報など、分散された秘密情報の一元管理
- テナント、サイトやホストをブロックするワンストップオペレーション
- 各エッジサイト内の暗号化されたローカルな秘機密情報を厳格に保護
- データ隔離を含む深層マルチテナントにより、アプリケーションチームだけでなく、エッジサイトオーナーも分離可能
<Avassa Control Tower の主な機能>
Avassa Control Tower 導入のメリット
- 分散された多数のエッジサイトをまたいだアプリケーションのデプロイ、アップグレード、モニタリングなどが可能
- 「アプリケーションの仕様」を開発者が定義し、「デプロイの仕様」を DevOps のエンジニアが定義することができるので、それぞれの観点からライフサイクル管理を最適化
- CI/CD パイプラインとの統合が容易。CI/CD でメンテナンスされている仕様に基づき、新しく発行されたバージョンのアプリケーションを、すべてのエッジサイトにまたがってデプロイ可能
適用例
Avassa Control Tower は、分散した多数の機器を利用する以下のようなシステムでその真価を発揮します。
- 通信キャリア
- 交通インフラ
- スマート工場
- 防災システム
- 小売業の在庫管理システム
- 遠隔医療サービス
- 遠隔授業
- 自動運転車
- 気象予報システム