アプリケーション実行速度高速化支援ツール Codee 静的解析でアプリケーションの実行速度を高速化

概要

HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)や組込み機器で利用されるソフトウェアの大規模化、複雑化が進むのに伴い、実行速度のさらなる高速化が求められます。しかし、実際にソフトウェアのソースコードから高速化可能な箇所を見つけ出し、当該箇所を変更し、実行速度を向上させるためには、プログラミングに関する豊富な経験と知識が必要とされ、作業時間もかかります。

Codeeは、ソースコードの中の高速化できる可能性がある箇所を見つけ出し、適切な修正提案を行うことでアプリケーションソフトウェアを高速化するアプリケーション実行速度高速化支援ツールです。

最初に、開発者は、Codeeを使用してソースコードを静的解析します。解析されたソースコードでは、各種最適化技術を備えたCodeeによって高速化可能な箇所が特定され、修正提案とともに指摘されます。開発者は、その指摘された箇所を手動もしくは自動で変更し、ビルドを行うだけでアプリケーションを高速化することができます。

Codeeを使用することで、プログラミングの専門知識や経験が十分でなくても効率的かつ短時間でアプリケーションソフトウェアの高速化が可能になります。

Codee 解析結果表示例 1
  • 約24万行のソースコードを解析
  • 9342行の高速化可能な行数
  • 解析時間28.4秒
  • 5487箇所高速化が可能
  • すべての指摘箇所でCodeeを使用せずに人手でソースコードを解析、高速化の修正をする場合は、2万時間の工数、1億円以上コストがかかる(Codeeツールの試算)

Codee 解析結果表示例 1

Codee 解析結果表示例 2Codee 解析結果表示例 2

主な特長

  • 対象のソースコードを解析し、Appentra Solutions社のナレッジベースに従い結果を表示
    Appentra Solutions社のナレッジベース(https://www.codee.com/catalog/
  • 最大で8倍の高速化が可能
  • 高速化のための最適化技術
    • スカラ: 計算命令の最適化
    • 制御: 条件命令の最適化
    • メモリ: メモリ効率の最適化
    • ベクトル化: ベクトル命令による最適化
    • マルチスレッド: マルチスレッドによる最適化
    • オフロード: アクセラレーターを使った最適化
  • 大規模なコードも高速解析(例:20万行を30秒で解析)
  • 最適化されたソースコードへの変更は手動・自動のどちらでも可能

主な利用例

  • 組込み機器
  • HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)

対応言語

  • C
  • C++
  • Fortran

対応済みコンパイラ

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技術サポート体制

  • 有償サポートサービス
    • 電話、E-mailによる技術サポート