Linux/Android高速起動 Ubiquitous QuickBoot

Ubiquitous QuickBoot 概要

Linux / Android をわずか数秒からで瞬間起動し
アプリケーション実行状態へ復元可能な新技術 新リリース R2.0 登場

Ubiquitous QuickBoot Demo of AGL30/R-Car M3 StarterKit 高速起動デモ

Ubiquitous QuickBoot Demo of AGL30/R-Car M3 StarterKit
高速起動デモ動画(クリックして再生)

近年、機能の複雑化が進むデジタル家電や車載機器の OS に、Linux や Android を使用するケースが増加しています。電源断からの起動(コールドブート)時間が数十秒から 1分前後もかかる場合もあり、機器メーカーにとって改善すべき課題となっています。
特にカーナビゲーションやドライブレコーダーなどの車載機器では、エンジンを始動したら自動車が走り出してしまうため起動時間の短縮は必須です。

Ubiquitous QuickBootは、ユビキタス社が独自開発した起動技術を使用したソフトウェア製品です。アプリケーション側で使用しているメモリ量に依存せず、電源オフの状態からわずか数秒で起動し、ユーザーが使用できる状態にします。ユーザーインターフェイスを持った機器を高速に起動して操作を開始できることがユーザー満足度を高めると評価され、カーナビゲーションをはじめとする車載機器を中心に、パネルコンピューター、セールス支援端末、デジタルカメラ、無線機器、レーダー装置、医療診断機器、電子ブック、スマートテレビなど、幅広い分野で採用が拡大しています。

QuickBoot を利用すれば、ユーザーの操作性を損なわず、待機電力をほぼゼロにした状態から、システムを瞬間起動できるデジタル家電や車載機器などの製品が開発できます。

図1:ハイバネーション方式とクイックブートの動作原理の違い

製品ラインナップ

QuickBoot SDK

QuickBoot SDK は、お客様のターゲットボード環境に QuickBoot を実装するための SDK(ソフトウェア開発キット)です。
QuickBoot SDK は、特定のリファレンスボードに QuickBoot を適用した場合のコードを提供します。お客様のターゲット環境にあわせてコードを修正して QuickBoot を簡単に実装できるように設計されています。

2017年9月12日発表の新リリースQuickBoot R2.0では、3つのEditionから構成されています。

Lite EditionPro EditionAutomotive Edition
対象 低コストで、起動時間をある程度まで短縮したい組込み機器開発プロジェクト 起動時間を可能な限り短縮したい組込み機器開発プロジェクト 起動要件の厳しい車載機器開発プロジェクト
高速化
要求レベル
特長 ・Standardモードに対応
・製造ライセンスを含めた特別価格を設定(270万円~)
・特定SoCに対応
・評価ボード向けのサンプルBSP付属
・Standard / Advancedモードの両方に対応
・主要なSoCに対応
・評価ボード向けのサンプルBSP付属
・Standard / Advancedモードの両方に対応
・主要な半導体メーカー提供の車載機器開発向けプラットフォーム(開発ボード)に対応
適用機器例 ・産業機器
・医療診断機器
・モバイルルーター
・特殊機械 など
・パネルコンピューター
・セールス支援端末
・医療診断機器
・スマートテレビ
・無線機器 など
・カーナビ
・Display Audio
・車載IoT機器 など

QuickBoot Android Pack(オプション)

QuickBoot Android Pack は、QuickBoot SDK のオプション製品で、Android Pack / Android・モードと Android Pack / Static mode+ の 2種類を用意しています。

Android・モードは、Android の使い勝手を制限することなく Android のホームスクリーンまで高速起動します。スマートフォンやタブレットのような使い勝手を想定した組込み機器向けに最適なモードです。

Static mode+ は、Android アプリケーションに対して、スナップショットイメージを任意のタイミングで取得することができ、高速起動を実現します。
また QuickBoot 起動後の Android アプリケーションの追加 / アップデート / 削除、各種設定値の反映に対応可能です。
組込みに特化し、Android をプラットフォームとして利用した機器開発に最適なモードです。

QuickBoot RTP

QuickBoot RTP は、半導体ベンダあるいはボードベンダ等が提供する特定のターゲットボード向けに QuickBoot を実装したもので、インストールするだけで QuickBoot がすぐ使用できる RTP(ランタイムパッケージ)製品です。
ターゲットボードに付属して提供される Linux BSP をそのまま利用して、アプリケーションを実装し、製品として量産するケースを想定して設計されています。

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