TPMセキュリティ​ソリューションUbiquitous TPM Security

高い耐タンパ性能を​実現する​TPMデバイス向け​​セキュリティ​​ソフトウェア

TPMセキュリティソリューション Ubiquitous TPM Security

ハッキングやプログラム改ざん対策、自社のIP保護に関する課題をお持ちの方、各種セキュリティガイドラインやEUサイバーレジリエンス法対応をご検討の方、TPMについて知りたい方は、お気軽にご相談ください。

ハッキングやなりすまし、プログラム改ざんなど、サイバーセキュリティ攻撃は日々高度化しており、製品・システム設計における対策が必須です。

Ubiquitous TPM Securityは、TPMデバイスに必要なセキュリティソフトウェアです。TPMを活用することで、秘匿データの暗号化や署名、起動時の改ざん検知など、高い耐タンパ性を活かしたシステムを実現できます。

Ubiquitous TPM Security ロゴマーク

TPMとは?

TPM(Trusted Platform Module)は、暗号鍵の生成・保護・利用、暗号処理、ハッシュ値を格納するレジスタなどの機能を提供するセキュリティモジュールです。TPMの仕様は、国際業界団体であるTCG(Trusted Computing Group)が策定し、ISO/IEC規格として国際標準化されています。

TPMは、従来からサーバーやPCに広く採用されているほか、情報家電、車載機器、産業機器などの組込み分野でも活用されています。起動時の改ざん検知に加え、近年では機器認証における信頼の基点や、OTA(Over-The-Air)時のソフトウェア真正性確認の基礎など、ネットワーク環境におけるセキュリティにも利用されています。

ホワイトペーパー

組込み機器における​サイバーセキュリティ​要件に​対応する​TPMの​役割と​実用的な​ソリューション

このホワイトペーパーでは、改ざん防止と改ざん検知、機器間認証(オーセンティケーション)、安全な更新といった複数のセキュリティ要素が相互に連携する構成において、TPMが果たす役割を解説します。また、TPMを実製品に導入する際に利用可能な「Ubiquitous TPM Security」および「SEC-TPM」の2製品の利点をご紹介します。

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TPMで実現する機器の​サイバーセキュリティ対応―TPMが利用される理由

このホワイトペーパーでは、TPMを利用したサイバーセキュリティ対策についてまとめて解説しています。

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セキュアな製品開発​における​課題

新製品開発時のセキュリティ課題
  • セキュリティ対策の要件定義が困難守るべき情報の範囲と要求される対策レベルを仕様化するのが困難。
  • セキュリティのスペシャリストが居ない膨大な技術仕様書を理解し、製品設計サイドに適切にフィードバックできる体制が整っていない。
  • 未知の脆弱性への対応に不安OSやアプリケーションの脆弱性発見された際、運用だけでは迅速な対応が困難。
  • 開発期間を短縮したいセキュリティ要件を確保するために開発スケジュールが延びると、迅速な市場投入が妨げられる。
  • 組込みシステムはリソースが限られるPCのようにリソースが潤沢ではないシステムでもインシデントを起こさない高いセキュリティが必要。

Ubiquitous TPM Securityは、​このような​お客様の​課題を解決します!

Ubiquitous TPM Securityが​選ばれる理由

1

要件ヒアリングから​TPM仕様レクチャー、​提案まで​一気通貫で対応

お客様の定めるセキュリティポリシーをもとに、必要な機能を提案し、実装。組込み時に必要な技術支援から、お客様のソフトウェアとの連携カスタマイズまでトータルにサポートします。

2

シナリオベースの​カスタマイズ​APIを​提供

コマンドインタフェースを隠ぺいし、シンプルなAPIを開発者に提供。TPMの機能やTSSライブラリ仕様のすべて把握せずとも、高度なセキュリティを持ったシステムを実現できます。

3

TPMのPCRを​活用​した​起動時​完全性​検証の​基盤を​実装

システム改ざんの有無をチェックし、悪意のあるソフトウェアの実行を防止。信頼できるソフトウェアのみ起動を許可することで、セキュアな環境を提供します。

4

お客様の​セキュリティ要件に​合致した​機能を​ピンポイント実装

必要な機能を選りすぐり実装することでシステム規模をスリム化。機能検証を肥大化させず、限られたスケジュール内で開発完了に寄与。

5

さまざまな​装置への​導入支援

Windows以外にもLinuxやRTOS、OSレスのシステムにも対応。導入対象に合わせて実装するアルゴリズムやAPI数を最適化。限られたリソース資源においても確かなセキュリティを提供。

6

法令・ガイドライン​対応を​​サポート

TPMが提供する暗号鍵の保護や測定値の記録などの機能は、機器セキュリティに関連した法令・規格等で求められる「機器の認証」「認証情報の保護」「完全性の担保」「ソフトウェアアップデート」などを支える技術として活用できます。

実現できること

TPM2.0 ―最新のセキュリティに対応

Ubiquitous TPM Security

TCG加盟メンバーとして最新のTSS標準仕様策定と連携。最新仕様のTPMソリューションをタイムリーに提供。

高いセキュリティを実現

システムの​安全な起動を​確立

Secure Boot

システムの起動時にファームウェアが改ざんされていないか、信頼できるソフトウェアであるかを検証し、安全なブートシーケンスを提供(オプション)。
あらかじめ対象となるファームウェア、OS、アプリケーションなどの情報のハッシュ値を計測し、TPM内に保存。起動時の照合で改ざんが検出された場合にはシステムの停止やファイルを初期状態に回復し、システムの安全性を確保します。Windows以外にもLinux、RTOS、OSレス環境などへ対応。米国連邦標準規格仕様FIPS PUB 140に準拠した設計により、将来的な危殆化リスクも考慮。

ブートシーケンスの概要

高度な​セキュリティを​容易に実装

シナリオベースのFeature APIを提供

TCGが規定するTPM制御のためのソフトウェアスタック(TPM Software Stack)仕様に基づき、お客様の要件に合わせたカスタマイズAPIを提供します。TPMやTSSの仕様理解への負担を軽減しつつ、機器の保護に必要なセキュリティ機能を短期間で導入いただけます。

アプリ層制御層デバイスアプリケーション暗号ライブラリUbiquitous TPM SecurityFAPI (Feature API)ESAPI (Enhanced System API)SAPI (System API)TCTITAB and Resource ManagerTPMデバイスドライバー

Ubiquitous TPM Securityについて詳しく知りたい方へ

お気軽相談をする

Ubiquitous TPM Securityの詳細に限らず、現状のセキュリティ対策の課題やリバースエンジニアリング対策など自社のIP保護に課題のある方は、お気軽にご相談ください。

特長

  1. 最新仕様への対応当社はTCGに加盟しており、TSS標準仕様策定と密に連携。いち早く最新のセキュリティを提供。
  2. 開発ハードルを削減膨大なTSSライブラリを熟知しなくとも、お客様が求める機能を容易に実現できるFeature APIを提供。
  3. 幅広い対応環境Windows、Linux、RTOSに加え、OSレスにも対応。
  4. お客様システムへの最適化ご要望のセキュリティポリシーに基づき、アルゴリズムやAPI数を厳選。少ないメモリ(最小3KB)でも動作。省フットプリントで、TPMセキュリティを提供。【例】
    Linux 約206KB(Feature API使⽤)
    (参考︓ IBM TSS 約332KB, infineon TSS 約338KB)
    NonOS 約56KB(ESAPI使⽤)

機能

  1. 鍵作成・鍵管理秘密鍵、公開鍵のペアを作成。秘匿データを暗号化する共通鍵をTPMの公開鍵で暗号化することで、秘匿データを保護。
  2. 署名生成・検証生成したハッシュ値をRSAの秘密鍵を用いて暗号化し、デジタル署名を生成。TPM由来の公開鍵を用いて真正性を検証。
  3. ハッシュ値の計算ハッシュ値の記録と、照合によりデータの真正性を確認。
  4. 秘匿データの保存TPM 内の不揮発領域に、秘密鍵や電子署名など秘匿データを保存可能。

TPMチップの働き

活用例

  • 電子証明書ベースの認証ユーザー、アプリケーションのログオン、データ、ドライブの暗号化などに利用
  • データ保護顧客情報、営業情報などの秘匿データの保護に利用
  • 改ざん検知売上データ、送金記録などのデータの完全性を担保
  • 複数の認証方式の提供V2X認証、ECU間メッセージ認証、サービス認証などに利用

搭載例

  • PC
  • 産業用装置、IoT機器
  • 自動車
  • POS
  • MFP

技術サポート

技術サポート
  1. セキュリティコンサルテーションお客様が実現したいセキュリティポリシーをもとに、最適な機能を提案。当社の他セキュリティ製品と併せてトータルで新製品の開発をサポート。
  2. 年間サポートUbiquitous TPM Securityの年間保守契約にて技術サポートを提供。開発時の技術サポートから、製品出荷後のメンテナンスサポートまで製品ライフサイクルに応じた技術支援を提供。

よくあるご質問

TPM(Trusted Platform Module)に関するよくあるご質問をまとめました。製品選定や導入検討の際にお役立てください。技術的な詳細や導入支援については、お気軽にお問い合わせください。

1. TPMベンダーについて

主要な TPMチップベンダーはどこですか?

STMicroelectronics、Infineon、Nuvotonが代表的なTPMチップベンダーです。

2. OS・環境対応

対応実績のあるOSを教えてください。

Linux、RTOS、OSレス環境(non-OS)において豊富な導入実績があります。

ITRON系OSにも対応していますか?

はい、ITRON系OSにも対応しています。

Security機能のないCPU環境でもTPMは利用可能ですか?

利用可能です。

3. ソフトウェア・ライブラリ関連

TPMを活用したソフトウェアソリューションの開発は容易ですか?

TSS(TPM Software Stack)ライブラリは非常に多機能で複雑ですが、当社ではお客様のニーズに応じてAPIをカスタマイズして提供可能です。これにより、セキュリティを考慮した製品開発やサービス提供をスムーズに行えるよう支援いたします。

TSSにOSS(オープンソースソフトウェア)は含まれていますか?

いいえ、OSSは含まれておりません。当社でスクラッチから開発しています。

TPMデバイスを変更するときのリスクはありますか?

リスクは限定的と考えられます。TCG(Trusted Computing Group)の仕様に準拠したTPMチップであれば、ベンダーを変更しても、基本的にソフトウェア側の大幅な改修は必要ありません。

TSSライブラリが必要とするメモリ容量はどれくらいですか?

利用する機能により異なりますが、当社の実装では最小3KBのメモリーで動作可能です。アルゴリズムやAPI数を調整することで、さらにメモリー使用量を削減できます。

4. 性能・仕様について

TPMを使うメリットは何ですか?MCU/MPUに搭載された独自のセキュリティ機能と比べて、どのようなメリットがありますか?

TPMは耐タンパ性に優れた安全な実装が保証されていることが大きな特長です。
一般にMCU/MPUが備えるセキュリティ機能は ベンダ独自仕様 であり、デバイスを変更すると実装やAPIが変わってしまう可能性があります。そのため、製品の世代交代やMPUの乗り換え時に、セキュリティ設計を一から再構築しなければならないリスクがあります。
そのため、
・ MCU/MPU を変更してもセキュリティ実装を引き継げる
・ 長期的な製品展開でも、セキュリティ部分の設計変更を最小限にできる
・ ライフサイクルコストを抑えられる
といったメリットがあります。
特に、組込み機器のように 10年以上の長期供給を前提とする製品では、TPM の標準化された仕様が非常に有利に働きます。

復号する場合の速度はどれくらいですか?

ホストマイコンの仕様(SPI、I2C)やデータサイズにより異なります。TPMで処理する場合は、TPMチップの仕様に依存します。

TPM内部のNVRAM容量はどれくらいですか?

NVRAM容量はTPMチップの種類によって異なります。詳細は各ベンダーの製品仕様をご参照ください。

省電力モードからの復帰時間はどれくらいですか?

復帰時間もTPMチップの仕様に依存するため、詳細は各チップベンダーの仕様をご確認ください。

TPMチップと省電力化の関係について教えてください。

省電力化に関する動作はTPMチップの仕様に依存するため、詳細は各チップベンダーの仕様をご確認ください。

外部で作成した鍵をTPMに保存できますか?

NVRAMに保存することは可能ですが、TPM内部でその鍵を用いた暗号化・復号処理はできません。

5. 用途

TPMの主な用途は何ですか?

主に以下の用途に使われています。
・鍵作成・鍵管理
秘密鍵、公開鍵のペアを作成。秘匿データを暗号化する共通鍵をTPMの公開鍵で暗号化することで、秘匿データを保護。
・署名生成・検証
生成したハッシュ値をRSAの秘密鍵を用いて暗号化し、デジタル署名を生成。公開鍵を用いて真正性を検証。
・ハッシュ値の計算
ハッシュ値の記録と、照合によりデータの真正性を確認。
・秘匿データの保存
TPM内の不揮発領域に、秘密鍵や電子署名など秘匿データを保存可能。
・乱数の生成
高品質な乱数を生成。

6. 導入・提供形態

納期はどれくらいですか?

ご要望の内容や開発規模により異なりますが、要件定義から取り掛かる場合は約3〜6か月程度を目安としています。詳細なスケジュールは、仕様確定後に個別にご案内いたします。

APIドキュメントやサンプルコードは提供されますか?

はい、提供しております。Ubiquitous TPM Securityでは、TCG(Trusted Computing Group)の仕様に準拠したTPM制御のためのTSS(TPM Software Stack)として、System API(SAPI)やEnhanced System API(ESAPI)に加え、ユーザーの要件に応じたシナリオベースのFeature APIを用意しています。これにより、開発効率と柔軟性を両立した実装が可能です。

ソースコードは提供されますか?

SDK(SAPI、ESAPI)はバイナリ形式での提供となりますが、受託開発にてご提供するFeature API(FAPI)については、ソースコード形式での提供が可能です。

関連製品

セキュリティ製品比較表

Ubiquitous TPM Security
Ubiquitous TPM Securityロゴマーク
Ubiquitous Securus
Ubiquitous Securusロゴマーク
HE-CRYPTO
Tuxera社ロゴマーク
特 長耐タンパ性能を持つTPM利用
ソリューション
セキュアハード利用可能なデータ漏洩・改ざん防止ソリューションMISRA C準拠の暗号ライブラリ
必要暗号アルゴリズム個別提供
暗号・署名機能暗号復号機能〇〇〇
ハッシュ機能〇〇〇
メッセージ認証〇〇〇
署名生成・検証機能〇〇〇
鍵交換△※1△※2〇
セキュアハード対応
コンテンツ保護・鍵管理
TPM
(Trusted Platform Module)
〇
セキュアストレージ機能〇〇
コンテンツ保護機能〇〇〇
鍵管理〇〇
セキュアブート〇〇
乱 数乱数生成〇〇〇
その他提供形態バイナリバイナリソースコード
MISRA C準拠〇
16bitマイコン対応〇
横スクロールできます

※1 TLS等のミドルウェアと組み合わせて利用
※2 TLS、HDCP、DTCP等のミドルウェアと組み合わせて利用

Ubiquitous TPM Security​に関する​お問い合わせ

Ubiquitous TPM Securityについて詳しく知りたい方

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