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2009年09月30日
株式会社ユビキタス
ユビキタス社のTCP/IPプロトコルスタック「UbiquitousTCP/IP」累計出荷数1億5千万本を突破
株式会社ユビキタス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:川内 雅彦、以下ユビキタス社)は、2009年9月末時点 で、基幹製品であるTCP/IPプロトコルスタック「UbiquitousTCP/IP」の累計出荷ライセンス数が、全世界で1億5千万本を突破したこと を発表いたします。2008年8月に1億本を突破してから、わずか1年ほどで5千万の追加ライセンスを出荷しています。
「小さく」「軽く」「速い」を特長とするUbiquitousTCP/IPは、多くの半導体メーカーや機器メーカーに採用されています。2005年後半から、ゲーム機用の通信ライブラリとしても導入されはじめ、ライセンス出荷数を大きく伸ばしています。
UbiquitousTCP/IPは、「小さい」コードサイズにより、無線LANチップやマイコンの限られた内蔵メモリ上で動作可能で、簡単にネットワー ク対応を実現するソリューションとして応用されています。また、「軽く」「速い」高速通信によりハイビジョン画像をネットワーク再生・録画する家電製品に も使用されるなど、応用分野がさらに広がっています。
■ UbiquitousTCP/IP の特長
+ 最小構成時約10Kバイト前後のコンパクトなコードサイズ(注1)
+ ARM9 200MHzクロック動作にて240Mbpsの動作実績をもつ、高速通信を実現(注2)
+ OSのない環境にも使用できるよう、カーネル「Ubiquitous Kernel」とともに提供
+ IPv6とのデュアルスタックを提供
+ SSL, UPnP, HTTP, FTPなど豊富な上位プロトコルを提供
UbiquitousTCP/IPは、さまざまなモノとモノが通信しあう、ユビキタス・ネットワーク社会のソフトウェア プラットフォームを目指してユビキタス社の創業間もない2001年に開発され、2003年8月より本格的な量産向け出荷を開始しました。ユビキタス社は、 社名の由来ともなっているユビキタス・ネットワーク社会のさらなる広がりを目標に、今後もより一層UbiquitousTCP/IPの拡販に注力していき ます。これまでネットワークに接続されていなかった様々なデバイスが安価にネットワーク対応を実現するためのプラットフォームとして、「小さく」「軽く」 そして「速い」ソフトウェアコンポーネントの提供を続けていきます。
(注1):コードサイズはCPUおよびコンパイラに依存して前後します
(注2):FTPを使用した実測データ