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2010年09月01日
株式会社ユビキタス
ユビキタス社のネットワーク プラットフォームソフトウェア「Ubiquitous Network Framework」累計出荷数2億本を突破
株式会社ユビキタス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:家髙 朋之、以下ユビキタス社)は、2010年8月末時点で、「小さく」「軽く」「速い」ネットワーク プラットフォーム 「Ubiquitous Network Framework」 の累計出荷ライセンス数が、全世界で2億本を突破したことを発表いたします (注1) 。2009年9月に1億5千万本を突破してから、1年も経たずに5千万の追加ライセンスを出荷しています。
Ubiquitous Network Framework は、2005年後半から、携帯型ゲーム機用の通信ライブラリとしても導入され、2009年後半からは、国内大手家電メーカーのブルーレイレコーダーにも搭載されるなど、多くの半導体メーカーや機器メーカーに採用され、ライセンス出荷数を伸ばしています。
Ubiquitous Network Framework は、「小さい」コードサイズにより、無線LANチップやマイコンの限られた内蔵メモリ上で動作可能で、簡単にネットワーク対応を実現するソリューションとして採用されており、スマート・グリッドなどへの応用にも適しています。また、「軽く」「速い」高速通信によりハイビジョン画像をネットワーク再生・録画する家電製品や、車内でのエンターテイメント向け機器など、今後、応用分野がさらに広がることが期待されます。
2010年5月からは、開発者の方により簡単に Ubiquitous Network Framework を試用して頂けるよう、Ubiquitous Network Framework Trial Pack の発売も開始しました。同時に、開発者の方に組込みネットワークソフトウェア開発の基礎から学んで頂けるWebセミナーも開始し、今後、ネットワークに繋がるデバイスが激増する時代に備えた施策も着実に展開しております。
■ Ubiquitous Network Framework の特長
(1) 「小さく」「軽く」「速い」
- プログラムサイズが小さく、ROM/RAMともに少ない容量で動作可能
- お客様が開発する製品に応じ、機能を限定するなどでさらなる小型化が可能
- 効率的な動作を念頭に設計、最適化。これにより非常に低いCPU占有率を実現
(2) 優れた移植性
- 市場に存在するほとんどのCPUで利用可能
(3) IPv6とのデュアルスタックを提供
(4) セキュリティ・ホームネットワーク・NOE(Network Offload Engine)などの豊富なオプションを提供し、すぐに目的の製品の開発が行える環境を提供
■ Ubiquitous Network Framework Trial Pack の特長
マイコン用開発ボードに、ソフトウェア開発キットである 「Ubiquitous Network Framework SDK」 をサンプルプログラムも含めポーティングし、開発環境もあわせてパッケージ化した、評価用キットです。
Ubiquitous Network Framework (およびその前身となるUbiquitousTCP/IP) は、さまざまなモノとモノが通信しあう、ユビキタス・ネットワーク社会のソフトウェア プラットフォームを目指してユビキタス社の創業間もない2001年に開発され、2003年8月より本格的な量産向け出荷を開始しました。ユビキタス社は、社名の由来ともなっているユビキタス・ネットワーク社会のさらなる広がりを目標に、今後もより一層 Ubiquitous Network Framework の拡販に注力していきます。これまでネットワークに接続されていなかった様々なデバイスが安価にネットワーク対応を実現するためのプラットフォームとして、「小さく」「軽く」「速い」ソフトウェアコンポーネントの提供を続けていきます。
(注1) 旧製品ラインナップの UbiquitousTCP/IP を含めた累計出荷数となります。