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2011年07月19日
株式会社ユビキタス

ユビキタス社、極小TCP/IPスタックの開発でCEDEC AWARDS 2011優秀賞を受賞

株式会社ユビキタス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:三原 寛司、以下ユビキタス社)は、一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)主催の優れたコンピュータエンターテインメント制作技術の開発者を称える「CEDEC AWARDS 2011」のネットワーク部門において、ユビキタス社の極小TCP/IPの開発が優秀賞を受賞し、最優秀賞受賞にノミネートされた事を発表します。

CEDEC AWARDSは、コンピュータエンターテインメント開発の進歩へ顕著な功績のあった技術にフォーカスし、技術面から開発者の功績を称え表彰することで、開発者全体の士気高揚を図ると同時に、開発技術の普及・啓蒙とコンピュータエンターテインメント産業全体の発展を目指している賞であり、コンピュータエンターテインメント(ゲーム)分野の技術に関するものとしては、最高峰の賞とされるものです。

選考を行った「CEDEC AWARDS 2011 ノミネーション委員会」による、受賞にあたっての選考理由などは以下の通りです。

ノミネート部門 : ネットワーク
ノミネート対象 : 極小TCP/IPスタックの開発
受賞者 : Ubiquitous Network Framework開発チーム(株式会社ユビキタス)
選考理由 :
ニンテンドーDS で採用されたTCP/IP スタック(Ubiquitous Network Framework) は、SSL も 含む容量が 50KB と極めて小さい。これによって、ニンテンドーDS において限られたメモリ資源をゲームのためにより多く使うことを可能とした点を評価。また、DS 以外にもデジタル家電など累計2億本以上のライセンス実績があり、全世界で広く使われている汎用性も評価。

なお、最優秀賞はパシフィコ横浜にて開催される「CEDEC 2011」の2日目、9月7日(水)の「CEDEC AWARDS 2011 授賞式」にて発表されます。詳しくはCEDEC 2011 公式サイト http://cedec.cesa.or.jp/2011/ をご覧ください。

■株式会社ユビキタス 代表取締役社長 三原 寛司のコメント
「このたび、携帯型ゲーム機などに採用されている当社のTCP/IPスタックの開発が、CEDEC AWARDの優秀賞を受賞し、当社のソフトウェアに共通する特徴である、『小さく、軽く、速い』という点もご評価頂き、ゲームを中心としたコンピュータエンターテインメント分野において幾ばくかの貢献ができたことを、たいへん嬉しく思います。当社は今後とも、コンピュータエンターテイメント分野も含めた、広い分野において更に貢献ができるようなソフトウェアの開発を継続して参ります。」

■Ubiquitous Network Frameworkについて
今回受賞したUbiquitous Network Framework は、ユビキタスネットワークデバイスを開発するための独自開発のソフトウェアプラットフォームで、非常に少ないリソースにおいて、ネットワークデバイスの開発を可能にする製品です。主要なネットワーク対応CPUをサポートし、組込みシステム向けのマルチスレッド対応カーネル「Ubiquitous Kernel」と、TCP/IPプロトコルスタック、およびその周辺のプロトコルなどを含んだ製品群で構成され、有線、無線LAN環境を問わず、様々な組込み機器のニーズに応えた「小さく」「軽く」「速い」ネットワーク化を可能にします。

※ニンテンドーDSは、任天堂株式会社の登録商標です。
※本リリースに記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。

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