ニュースプレスリリース

2012年02月08日
株式会社ユビキタス

ユビキタス社 Linux/Android高速起動ソリューション
「Ubiquitous QuickBoot」をマルチコアCPUに対応
~多様化、高機能化が進む組込み機器のニーズを反映し、採用加速へ~

株式会社ユビキタス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:三原 寛司、以下ユビキタス社)は、Linux/Androidシステムの高速起動ソリューション「Ubiquitous QuickBoot」(ユビキタス クイックブート、以下、QuickBoot)のマルチコアCPUに対応したソフトウェア開発キット(SDK)最新版R1.2を、本日2月8日(水)より提供開始することを発表します。※1

QuickBootは、ユビキタス社が独自開発した画期的な起動技術のソフトウェア製品です。アプリケーション側で使用しているメモリ量に依存せず、電源オフの状態からわずか数秒での高速起動を実現します。2010年3月の発売開始以来、多数の引き合いをいただき、量産製品での採用・開発が進行中で、すでに一部搭載製品の出荷がスタートしています。
今回、これまでサポートしてきたシングルコアCPUに加え、高機能、省電力などのニーズから需要が高まりつつあるマルチコアCPUにも対応しました。幅広い組込み機器で採用が進んでいるARM社のCortex-A9 マルチコアをベースとしたCPUをサポートし、その中からリファレンスCPUとして、テキサス・インスツルメンツ (以下、TI社)OMAP4(Cortex-A9 Dual Core搭載)に対応しました。

近年、スマートフォン、タブレット型PC、車載機器、テレビなどの最先端の組込み機器において、ネットワーク対応や、アプリケーションの多様化・高機能化、機器自体の省電力化に対応するためにマルチコアCPUの搭載が進んでいます。そんな中、起動時間はますます延びていく傾向にあり、起動時間短縮へのニーズが高まっています。今回このようなニーズに応え、QuickBootをマルチコアCPUに対応し、より多くの組込み機器への高速起動を実現します。

■ARM Cortex-A9マルチコア対応「Ubiquitous QuickBoot」詳細
TI社OMAP4搭載リファレンスボード PandaBoard向けQuickBoot対応BSPおよびサンプルコード、マニュアルなどを同梱し、PandaBoardをQuickBoot実装の一例として参照していただきながら、お客様のカスタムボードにQuickBootを実装していただけます。

■起動性能例

Linux起動時間 通常起動: 約10秒
 QuickBoot起動(スタティックモード※2): 約3.3秒
計測環境 ・PandaBoard (TI OMAP4430) 1GHz
 ・搭載RAM: 1GB
 ・ストレージ: SDHCカード rootfs/QuickBoot Snapshot Image格納
 ・アプリケーション: ミュージックプレイヤー(DirectFBベース)
 ・Linux kernel 2.6.35
 ・Bootloader: u-boot
  -起動時間は、電源ONより、楽曲の再生が開始されるまでの時間をストップウォッチで計測
  -映像出力からLCD表示までのタイムラグ 約1秒を含む

 

Android起動時間 通常起動: 約31秒
 QuickBoot起動(Androidモード※3):約 8.2秒
計測環境 ・PandaBoard (TI OMAP4430) 1GHz
 ・搭載RAM: 1GB
 ・ストレージ: SDHCカード rootfs/QuickBoot Snapshot Image格納
 ・Android 2.3
 ・Linux kernel 2.6.35
 ・Bootloader: u-boot
  -起動時間は、電源ONより、Androidホーム画面が表示されるまでをストップウォッチで計測

 

■ 株式会社ユビキタス 代表取締役社長 三原 寛司のコメント
「たくさんのお客様からご要望をいただいているマルチコアCPUに対応することにより、QuickBootの適用の機会とその範囲が広がると確信しております。スマートフォンやテレビなどの組込み機器においてもマルチコア化が進んでおりますが、その一方で起動時間がますます延びており、解決すべき課題としてあがっておりました。特に車載機器のようにCPUをスタンバイ状態にしておくことが難しい機器においては、コールドブート時の高速起動への強いご要望をいただいています。今後は、対応CPUをさらに拡大し、お客様の起動時間に関する問題の解決を支援していきたいと考えています。」

■Ubiquitous QuickBootについて
Ubiquitous QuickBootは、SDK(ソフトウェア開発キット、以下SDK)として提供され、搭載機器を開発されるお客様はSDKを利用して、自社の機器の瞬間起動を実現することが可能になります。SDKには、システム状態を不揮発性ストレージに保存・復元する「QuickBootスナップショットスクリプト」、「QuickBootスナップショットドライバ」、メモリブロックの優先復元を制御する「QuickBoot BIOS/IRA (Intelligent Resource Allocator)」、不揮発性ストレージのドライバインタフェースとなる「QuickBoot Storage BIOS」の他、「Kernel Patch」「ブートローダーサンプル」「マニュアル」等が含まれています。
サポートCPUは、ARM社が提供するARMコアシリーズ(ARM9、ARM11、Cortex-A8/9)に対応。他のCPUアーキテクチャについては、個別対応とさせていただいております。

※1 シングルコア版は2011年10月19日より提供を開始しております
参考PR:2011年10月19日リリース分
「ユビキタス社、Linux/Android高速起動ソリューションの新版「Ubiquitous QuickBoot R1.2」を発売」

※2 スタティックモード: 常に固定のスナップショットイメージから起動するモード

※3 Androidモード: Android向けに最適化された起動モード。スナップショットイメージを取り直さなくとも、アプリケーションの追加/削除、Androidのテーマの変更(アイコン移動、壁紙変更)等に対応可能。

※本リリースに記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。

株式会社ユビキタス(証券コード3858)について

ユビキタス社は、2001年に創業された組込み機器向けを中心としたコンピュータソフトウェアの開発・ライセンスを行う企業です。ユビキタス社会において必要となる、ネットワーク関連(ホームネットワーク関連・暗号技術を含む)、データベース、システムの高速起動技術などの多数のソフトウェアを提供しております。他と差別化された製品群で、ユビキタス社会の要請に応えます。

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本プレスリリースに関するお問い合わせ先

/contact/others/
担当 : 半田、豊田

株式会社ユビキタスPRデスク (株式会社アクティオ内)
TEL : 03-5771-6426 E-mail : ubiquitous-pr@actioinc.jp
担当 : 福澤、大蒲

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