ニュースプレスリリース

2012年11月12日
株式会社ユビキタス

ユビキタス社、ECHONET Lite準拠のミドルウェアを開発、GainSpan社の
無線LANチップ「GS1011」搭載モジュールに提供
~わずか10KBのメモリサイズ※1を実現、ECHONET Lite対応機器の開発期間を大幅に短縮~

株式会社ユビキタス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:三原 寛司、以下ユビキタス社)は、「ECHONET Lite SPECIFICATION Version 1.01」に準拠したミドルウェアを約10KBから実装可能な極小サイズで開発、GainSpan社の無線LANチップ「GS1011」搭載モジュールに向けて提供することを発表いたします。

近年の地球規模での環境、エネルギー問題の波を受けて、電力エネルギーの需給バランスを考慮したデマンドレスポンスの実現や、家庭での効率的な家電機器の利用、コントロールが命題となりつつあります。日本では、1997年より、エコーネットコンソーシアムにおいて、家電機器の遠隔制御/モニタリングなどに活用できるホームネットワーク基盤の規格である「ECHONET」の基盤技術の標準化が進められております。
また、今年度より経済産業省が家庭での効率的なエネルギー利活用推進のためにECHONET Liteを「HEMSにおける標準インターフェース」として認定、補助金対象としたことを受け、国内におけるHEMS、ホームコントローラー市場の活発化を予測しており、2030年までには市場規模が累計で134兆円となる※2ことが見込まれています。

ユビキタスでは、この市場において、ホームネットワーク対応の家電機器に組み込まれるECHONET Liteに着目し、自社が得意とする「小さく」「軽く」「速い」ネットワークソリューションの実績と技術を生かして、白物家電などへの組込みで要求される、限られたシステムリソースかつ低消費電力で安価なマイコン上での動作を可能にしたECHONET Lite準拠のミドルウェア開発を行いました。本ミドルウェアの最大の特徴は、非常にコンパクトに設計されたコア部分と各機器オブジェクトをコンポーネント化し、10KB程度の極めて小さなメモリサイズからの実装を可能としており、機器本体のマイコンなどの追加リソースを必要とせず、限られたメモリしか搭載されていない無線モジュールなどへの内蔵も可能となっています。

このたび、GainSpan社の無線LANチップ「GS1011」搭載モジュールにユビキタス社のECHONET Lite準拠ミドルウェアをいち早く対応させ動作実績を得たことで、今後両社は、ECHONET Liteの迅速な実装が可能となるソリューションとして、「GS1011」対応のソフトウェア開発キット(SDK)に、本ミドルウェアを組み合わせて提供していく予定となっており、既に数社との間で、製品化に向けた評価、開発が進行しております。今後、これらは各モジュールメーカーや半導体商社を通じて、ハードウェアメーカーに提供し、市場でのリーダーシップとシェアを獲得していく考えです。

Ubiquitous ECHONET Liteミドルウェアの主な特徴

◆ECHONET Lite SPECIFICATION Version 1.01に準拠

◆コンポーネント構造
コア機能部分の機能 + エンドポイントの開発に必要な機器オブジェクトのみを選択可能

◆省メモリフットプリント
極小サイズでのメモリサイズを実現。例えば、コア機能 + エアコンクラス(機器オブジェクト)の選択で 約10KBのメモリサイズを実現

◆無線LANモジュールに移植対応済のワンストップソリューション
S/Wが内蔵可能な無線LANモジュールに移植済みのため、顧客での高度な無線LANやネットワーク技術の知識や移植作業が不要となり、開発期間の短縮や移植費用の削減が可能

◆優れた移植性
ハードウェア、ソフトウェアプラットフォームに非依存、他のCPU、OSへの移植対応が可能(個別相談)

またユビキタス社は、 2012年11月14日(水)~16日(金)にパシフィコ横浜にて開催される Embedded Technology 2012 (組込み総合技術展) ユビキタス社ブース ( B-26 ) において本試作機の展示を行います。

■無線LANチップ「GS1011」搭載モジュールについて
無線LANチップ「GS1011」搭載モジュールは、極めて低消費電力かつ、高度な汎用性、信頼性、拡張性などの特長を持っております。これにより、開発期間の短縮や機器の小型化などで高い評価を得ております。

 

GainSpan社 「GS1011」搭載無線LANモジュールとECHONET Lite

利用例及び概要イメージ

■GainSpan Japan Country Manager 寺岡 様のコメント
「このたび無線LANチップ「GS1011」搭載モジュールが、HEMS、ホームネットワーク製品に最適な通信手段であるECHONET Liteに対応したことを大変喜ばしく思います。本製品がスマートエネルギーの分野に向けたソリューションとして、大きく可能性を広げられたと考えております。引き続きユビキタス社の持つソフトウェア開発技術力による、機能向上に期待しております。」

■株式会社ユビキタス 代表取締役社長 三原 寛司のコメント
「日々拡大を見せるHEMS/ホームコントローラーの市場においては、コストや消費電力の制約があり、ユビキタス社の「小さく、軽い」ECHONET Liteに対応するミドルウェアがお客様のご要望に応えるものと確信しています。このたび、既に確かな実績と技術力をお持ちのGainSpan社の製品に本ミドルウェアを対応させていただいたことでECHONET Lite搭載機器の開発・普及を加速するソリューションのご提案が可能になります。今後もGainSpan社とのパートナーシップにより幅広くマーケットに訴求できる製品として進化させていきたいと思っております。」

※1  家庭用エアコンクラスのみを実装した場合の、ユビキタス社ECHONET Liteライブラリに必要な
ROM及びRAMの合計値(概算)

※2 2011年10月 日経BPクリーンテック研究所調査公表値より
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/cleantech/20111013/370733/

※本リリースに記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。

■GainSpan社について
GainSpan社は、「Things to the Internet, and People to Things (モノをインターネットに、人々をモノに)」つなげることを専門としている超低消費電力型組み込みWi-Fi半導体ソリューション会社です。GainSpan社はお客様が使いやすい (system-on-chip)、モジュールおよびソフトウェアによって、大規模に配置されたWi-Fiアクセスポイントとスマートフォンを活用して、工業・商業・家庭などの市場向けに、ヘルスケア、スマートエネルギー、および制御・監視などの分野の、新しいネット対応型組み込み製品できるようにします。GainSpanのソリューションの特徴は、超低消費電力のため待機電流の消費はわずか数μAであり、待機状態からアクティブモードへはわずか数msで切り替え可能ですので、長いバッテリー寿命の必要なバッテリー駆動型デバイスに最適です。また、このWi-FiチップはすべてのWi-Fi機能、ネットワーキングやセキュリティを含むソフトウェアスタック、必要な場合のマイクロコントローラの負荷軽減、無線デバイス開発期間の短期化などを可能にしています。GainSpan社の本社は米国カリフォルニア州サンノゼにあり、研究開発施設はインドのバンガロールにあります。( http://www.gainspan.com )

株式会社ユビキタス(証券コード3858)について

ユビキタス社は、2001年に創業された組込み機器向けを中心としたコンピュータソフトウェアの開発・ライセンスを行う企業です。ユビキタス社会において必要となる、ネットワーク関連(ホームネットワーク関連・暗号技術を含む)、データベース、システムの高速起動技術などの多数のソフトウェアを提供しております。他と差別化された製品群で、ユビキタス社会の要請に応えます。

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担当 : 豊田

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