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2013年06月25日
株式会社ユビキタス

ユビキタス社、Linux/Android高速起動ソリューションの新版「Ubiquitous QuickBoot R1.3」を発売

株式会社ユビキタス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:三原 寛司、以下ユビキタス社)は、Linux/Androidシステムの高速起動ソリューション「Ubiquitous QuickBoot」(ユビキタス クイックブート・以下QuickBoot)のソフトウェア開発キット(SDK)最新版となる「Ubiquitous QuickBoot Release 1.3(以下、QuickBoot R1.3)」を本日6月25日(火)より提供開始することを発表します。

QuickBootは、ユビキタス社が独自開発した画期的な起動技術のソフトウェア製品です。アプリケーション側で使用しているメモリ量に依存せず、電源オフの状態からわずか数秒からの高速起動を実現します。Linux/Androidベースの組込み機器は、高機能化とともにシステムサイズが増大し、ますます起動時間が遅くなる傾向にありますが、QuickBootのSDKを組込むことにより起動時間を短縮し、ユーザーの利便性の向上や、待機電力の低減など付加価値の高い製品を実現可能にします。
現在、QuickBootは、車載機器をはじめとする多数のアプリケーションで導入および量産が進んでいます。

最新版 QuickBoot R1.3 は、これまでのお客様の開発現場からの意見・要望などを踏まえ、QuickBoot R1.2 が2011年10月に発表されて以来のアップデートとなります。

主な内容は以下の通り。

■Linux kernel 3.x対応
組込みシステムに搭載するLinux kernelのバージョンとして3.xを使用するお客様が増えてきたことに対応しました。

■HIGHMEM対応
組込みシステムとして、1GB以上の物理メモリを搭載するお客様が増えてきたことに対応しました。

■スナップショットイメージのロード方式の追加
スナップショットイメージからメモリにメモリブロックをロードする際の負荷を低減するロード方式を新たに追加サポートしました。システムに合わせて適宜選択が可能です。

■その他
・圧縮機能の強化
など

またQuickBoot R1.3がサポートするCPUサポート環境は、次の通りです。

■CPUサポート環境
 ARMアーキテクチャ
・Cortex-A5/A8/A9 Single Core
・Cortex-A9 MPCore、(Cortex-A15 MPCore対応中)
[ARM9/ARM11に関しては、QuickBoot R1.2にて継続サポートします。]

※本リリースに記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。

以上

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