ニュースプレスリリース

2025年11月11日
株式会社ユビキタスAI

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ユビキタスAI、IoT製品のセキュリティを高める耐量子暗号への対応を低価格マイコンで実現 ―セキュリティ2030年問題に備えた堅ろうなソフトウェアソリューション提供を加速―

株式会社ユビキタスAI(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 CEO:大吉 裕太、以下「ユビキタスAI」)は、世界的に深刻化するサイバーセキュリティ攻撃に対抗する重要技術「耐量子暗号(PQC = Post-Quantum Cryptography)」の研究開発を2023年より進めており、このたび、低価格IoT製品への搭載を可能にするArm Cortex-Mベースの32bitマイコンでの実装に目途を得ました。

ユビキタスAIでは、NIST(米国国立標準技術研究所)によって標準化されたFIPS 203、FIPS 204、FIPS 205について実装・検証を完了しています。さらに、標準化作業中のFALCONおよびHQCについても暫定仕様に基づく実装・検証を完了しており、NISTの最終標準化を待つ段階にあります。

策定中策定中FN-DSA(予定)鍵交換デジタル署名デジタル署名デジタル署名鍵交換未公表発行済発行済発行済ML-KEMFIPS 203Module-Lattice-Based Key-Encapsulation Mechanism StandardML-DSAFIPS 204Module-Lattice-Based Digital Signature StandardSLH-DSAFIPS 205Stateless Hash-Based Digital Signature StandardFALCONHQC用途アルゴリズム名標準 / 標準名標準化段階NIST標準化済もしくは標準化作業中の耐量子暗号アルゴリズム

耐量子暗号への対応は、量子コンピューターの実用化を待たずに世界中で進められており、NISTは「2035年までの移行完了」を推奨しています。特に、現在広く用いられている公開鍵暗号アルゴリズムのRSA 2048 bitについては「2030年12月31日まで」が安全利用期限とされており、データの保存期間に応じて耐量子暗号などの新しい暗号方式への移行が急務となっています。こうした流れは公共システムにも及んでおり、例えば日本のマイナンバーカードでも、RSA 2048 bitが使われているため、将来のマイナンバーカードに向けた耐量子暗号対応を含む強固な暗号技術への移行が検討されています。

ユビキタスAIは今後も、既存のセキュリティ基盤の多くが耐量子暗号に対応していくことを想定し、将来のIoT製品のニーズに備えたソリューションを提供していくための取り組みを継続してまいります。

株式会社ユビキタスAI(証券コード3858)について

ユビキタスAIは、製造業のお客様を支えるテクノロジーとサービスを提供する企業です。長年にわたる組込みソフトウェアビジネスの実績をベースに、自社開発製品および世界中のソフトウェア製品の販売・サービスにおいて成功を収めています。強みである先進かつ優れたテクノロジーと強固で幅広い顧客基盤を活かしながら、ベンチャー・スタートアップや学術機関との連携による新しいビジネスプラットフォームを構築し、製造業のお客様を支えるテクノロジー・サービスを世界に展開し続けることによって「お客様」「ビジネスパートナー」「社会」の発展に貢献します。
本社所在地 : 東京都新宿区西新宿1-23-7 新宿ファーストウエスト17F
URL:https://www.ubiquitous-ai.com/

投資家の皆様へ

本ニュースリリースは、ユビキタスAIの定性的な業務進捗をお知らせするためのものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。当社業績・経営指標の進捗・予想に関しては、取引所開示情報である、決算短信などをご参照ください。

本ニュースリリースに関するお問い合わせ先

株式会社ユビキタスAI マーケティング&コミュニケーション部 (担当:麻生)
TEL:03-5908-3451
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