ニュースプレスリリース
2017年06月19日
株式会社エーアイコーポレーション
組込み用 高速・電源断対応ファイルシステム 「Reliance Nitro」v5.0リリース、 ~スマートディスカードに対応、マークルツリー方式の採用~
この度、米国Datalight社の込み用 高速・電源断ファイルシステム「Reliance Nitro」がメジャーバージョンアップし、v5.0がリリースされました。
バージョンアップの主な内容
- RELFSフォーマットが変更(※)
- マークルツリー(ハッシュ木)方式を採用
- 旧データ読み出し時の異常検出をサポートします。
- スマートディスカード機能追加
- フラッシュメモリ型メディア(SSD、eMMCなど)使用時のパフォーマンスが向上します。
- Linux版
- Linuxカーネル v4.10まで対応しました。
※ | 互換性について: 前バージョンとの互換性はございません。「Reliance Nitro v5.0」使用時は、メディアの再フォーマットが必要となります。詳細は、お問合せください。 |
Reliance Nitro
「Reliance Nitro」は、米国特許を取得したトランザクション方式のファイルシステムです。ツリーベース構造により、高速なファイル検索が可能です。トランザクションごとにメタデータを二重管理しているので、突発的な電源断が発生した場合でも、直前のトランザクションのメタデータが復旧されます。ユーザデータを上書きしないので、メタデータはもちろんのこと、ユーザデータも完全に保護されます。
どのようなストレージデバイスでも利用できますが、オンボードのフラッシュメモリを利用する場合には、米国特許技術のウェアレベリングや不良ブロック代替機能によりフラッシュメモリの寿命を延ばすことができ、各種NOR/NANDコントローラに対応したフラッシュメモリドライバ「FlashFX Tera」との組み合わせを推奨いたします。