フラッシュメモリー・ドライバー FlashFXⓇ Tera™ データリフレッシュ、ガベージコレクション、S/W ECC、不良ブロック管理、ウエアレベリング機能対応。 NOR、SPI NOR、NAND (SLC/MLC)、SPI NAND 用フラッシュメモリドライバー

FlashFX Tera は、NOR、SPI NOR、NAND (SLC/MLC)、SPI NAND、EZ NAND など、300 種以上のオンボードのフラッシュメモリに対応したフラッシュメモリ・マネージャです。多くのフラッシュメモリをサポートしているので、フラッシュメモリを変更しなければならない場合でも、対応作業を最小限に抑えられます。
主な特長
- 約300種類以上のフラッシュメモリに対応
NOR、SPI NOR、SLC NAND、MLC NAND、SPI NAND、OneNAND™、OrNAND™、ClearNAND™ 型を含むフラッシュメモリに対応済み - VBFフォーマット(米国特許5860082)
FlashFX シリーズは、フラッシュメモリを論理的なセクタ単位で管理するための VBF (Variable Block Flash) フォーマット形式を採用しています。消去ユニットごとに論理セクタブロックをフラッシュメモリ上の実アドレスに再マップします。上位のファイルシステムから論理セクタ単位での読み書きを可能にします。 - コンパクション(ガーベージコレクション)機能
FlashFX Tera では、バックグラウンド スレッドによるコンパクション処理、API 発行によるコンパクション処理など、システム要件に見合ったコンパクションを設計することが可能です。 - ウェアレベリング
各ブロックの消去回数を平均化するように設計されています。特定のブロックのみに消去が集中するのを防ぎ、フラッシュの寿命を最大限延ばすことが可能です。 - ローレベルアクセスのサポート機能
VBF フォーマット不要領域(例:OS イメージ格納領域)に対し、読み出し/書き込み(プログラム)/消去することが可能です。ローレベルアクセス管理のために別途ドライバを作成する必要はありません。 - 不良ブロック管理(NAND 型のみ)
BBM(米国特許6260156):
NAND メモリにおける初期および後発の不良ブロック(Bad Block)を代替する機能。
MLC NAND 向け機能強化版です。 - データスクラブ機能
ビット化けを発生させたデータを書き戻すことで、ビット化けデータを解消します。この機能により Uncorrectable Error の発生を抑制できます。 - ECC機能
ハードウェア ECC へのフック対応や基本的なソフトウェア ECC アルゴリズム(NAND:4bit/NOR:1bit エラー訂正まで)をサポートしています。 - 各種 NANDコントローラ対応(NAND 型のみ)
i.MX、OMAP、PXA などに対応しています。 - その他
- マルチパーティション対応
1つのフラッシュチップを複数のパーティションに分割することが可能です。これにより、OS イメージ配置領域/FATファイルシステム管理領域/電源断対応Reliance Nitro ファイルシステム管理領域など、1フラッシュチップ上に複数の管理方法を選択することが可能になります。 - 複数チップ同時サポート
FlashFX Tera は、1つのドライバで NOR 型フラッシュ、NAND 型フラッシュを同時に管理することができます。NOR 型フラッシュの空きスペースを、NAND 型フラッシュと共に有効活用することができます。 - FX Loader
FlashFX ディスクから OS をブートできる機能です。
NAND からもブート可能:
安全性(起動カーネル紛失防止)とシンプル性(ブートローダ軽装備)から、ファイルシステム(Reliance Nitro)を使ってカーネルをロードすることをお勧めいたします。詳しくは、お問合せください。 - C ソースコード提供のため CPU や OS に非依存
※各種 OS 対応版:Windows CE、Windows Embedded Compact 7、VxWorks、Linux
※その他、ITRON などあらゆる OS に対応可能な RTOS 版。 - 移植キット
CPU、OS、フラッシュメモリが変わっても対応可能な、C ソースコード提供の移植キットです。
- マルチパーティション対応
アーキテクチャ

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