標準化技術による設計負担軽減
SEC-TPMは、TPM2.0規格に準拠したファームウェアTPMです。標準化された機器保護技術であるTPM2.0を活用することで、機器メーカーは初期投資を抑えられ、設計の負担を軽減することができます。
SEC-TPMは、TPM 2.0に準拠したfTPM(Firmware TPM)です。Arm®️ TrustZone™対応のハードウェア上で動作し、高度な暗号化や秘匿データ管理機能を提供します。これにより外付けの専用IC無しに、省スペースで信頼性の高いセキュリティ基盤を実現。各種標準で規定される機器の保護や、ライフサイクル管理を強力に支援します。
SEC-TPMとユビキタスAIの提供するUbiquitous TPM Securityを使った革新的なファームウェアTPMソリューションを解説します。SEC-TPMがどのような製品か知りたい方は、まずこちらをご覧ください。
SEC-TPMの詳細について知りたい方、プログラム改ざん防止や自社製品のIPプロテクト等のセキュリティ課題をお持ちの方、組込み機器用のTPMをお探しの方、お気軽にご相談ください。
お気軽相談をするSEC-TPMは、TPM2.0規格に準拠したファームウェアTPMです。標準化された機器保護技術であるTPM2.0を活用することで、機器メーカーは初期投資を抑えられ、設計の負担を軽減することができます。
ファームウェアTPMは、外付けの専用ICが不要です。そのため、既存ハードウェアを流用することができ、基板スペースの制約や半導体調達リスクを軽減できます。
SecEdge社のプロビジョニングサービスでは、固有IDの割り当てやアクティベーションが可能です。また、製品のEOL時にディアクティベーションを実施する場合は、その再アクティベーションを防ぐ仕組みも提供します。
SEC-TPMは従来のTPMと同じく暗号化キー、認証情報、パスワードなどの機密データを安全に生成・保存・管理し、ストレージ保護やセキュアブートを支援します。
デジタル署名や証明書では、その発行を通じてシステムの改ざんや不正アクセスを検出し、ファームウェアレベルからOSまでの信頼性を担保します。
Arm TrustZone、Trusted Execution Environment(TEE)の活用は、組込み機器に必要なセキュリティを確保するとともに、以下の点で優れています:
SEC-TPMは、外付けICを不要にすることで、基板設計の簡素化や半導体の調達負担を軽減し、製造コストを削減します。また、市場投入後に暗号技術の更新が可能なため、長期的なセキュリティの担保にも寄与します。
スペースが限られるIoTデバイスや産業用組込みシステムでは、SEC-TPMの省スペース性が特に効果的です。加えて、ライフサイクル管理の仕組みにより、大規模なデバイス群の管理が簡素化されます。
お客様の製造段階からTPMの資格情報を埋め込むことで、デバイス固有性を担保。
SecEdge社が提供するプロビジョニングサービスを通じて、製造工程において、お客様機器のIDの固有性を確実に担保するアクティベーションをサポートします。
この仕組みにより、機器のクローン化や不正な複製を防止します。
製品の保守期間の終了や廃棄時に、TPMをディアクティベートする仕組みをご提供します。
また廃棄後のTPMの再アクティベートを恒久的に防止する事で、確実なライフサイクルマネジメントを支援します。
SEC-TPMは、ARM TrustZone OP-TEE環境を持つハードウェアでサポート可能です。
現在サポートされているハードウェアは以下の通りです。
NVIDIA社 | Jetson Orinシリーズ
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NXP社 | i.MX8 M+ |
ASPEED社 | AST2600 |
自社製品であるTSS2.0準拠ソフトウェアスタック「Ubiquitous TPM Security」や規格準拠へのコンサルティング関連サービスと連携して包括的技術サポートを提供します。
TPMへの詳細な知識の習得やハードウェアコンポーネントの追加をすることなく、各種セキュリティ規格へ対応した製品開発が行えるため、自社の得意領域に開発リソースを集中させることができます。
Ubiquitous TPM Securityは、TPMデバイスに必要なセキュリティソフトウェアです。TPMを活用することで、秘匿データの暗号化、署名検証によるセキュアブート機能や改ざんチェックなど高い耐タンパ性を持ったシステムが実現できます。
Ubiquitous Securusは、ソフトウェア処理に加えSoCやMCUのセキュアハードウェアをコントロールして使用することで、高いセキュリティレベルを実現しています。
HE-CRYPTOは、サイズリソースが厳しい組込み機器へ改ざんチェックや暗号化などのセキュリティ機能を容易に導入できる最適な暗号ライブラリです。
IoTセキュリティ検証サービスは、組込みシステムと各種プロトコルの両方に精通したユビキタスAIのエンジニアが、ファジングツールbeSTORMおよび脆弱性スキャンツール、独自のスクリプト等を使用して、ファズテストや脆弱性スキャン、ペネトレーションテストを提供するサービスです。
ユビキタスAIは組込み機器開発の各開発サイクルにおける、さまざまなセキュリティソリューションをご用意しています。
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