シングル/マルチコア上で Linux/Androidの高速起動とリアルタイムOSを協調動作

組込みシステムに Linux を導入する場合、起動時間が遅い、リアルタイム性が低いといった問題が発生しがちです。一方、リアルタイム OS には、GPU や Wi-Fi 等のドライバーの入手困難性、最新の通信プロトコルへの対応スピードの遅さといった欠点がありました。本製品は、Linux とリアルタイム OS 双方の欠点を解消し、それぞれの OS が持つ利点を活用することで、幅広いアプリケーションに対応したプラットフォーム環境を提供します。

「TOPPERS-Pro SafeG」は、シングル CPU コアでも汎用 OS とリアルタイム OS が同時に使用でき、OS 間のデータ交換を行う必要がありません。さらに「Ubiquitous QuickBoot」により、Linux/Android の汎用 OS 側のアプリケーションの高速起動がサポートされているなど、Linux/Android のような汎用 OS とリアルタイム OS を同一システムで利用する場合に必要な機能が一つのパッケージとして提供されます。そのため1コアのみのローエンドからマルチコアがサポートされたミッドレンジ、ハイエンドまで幅広いシステムで利用できます。

低消費電力とマルチコアパフォーマンスを両立

各コアごとに独立して、RTOS と汎用 OS の利用バランスを動的に変更

  • 動作中でも、RTOS・Android/Linuxのコア割当て数を変更可能

QuickBoot-SafeG_img.jpg

スリープ状態からの復帰と変わらない使用感を実現

  • 電源断から数秒~で汎用 OS を起動できるため、待ち時間のイライラやデータのとりこぼしを防止

完全な電源断による低消費電力の実現

  • 各 OS の負荷状況に応じて割り当てコア数を切り替え、必要なパフォーマンスを確保
  • 使用時間の大半を占める待機時に電源を落とすことで、圧倒的な低消費電力を実現可能

特長

組込みシステムに最適なプラットフォームを1パッケージで提供

  • 高速起動(Linux/Android の高速起動 QuickBoot およびリアルタイム OS TOPPERS-Pro)
  • Linux/Android とリアルタイム OS TOPPERS-Pro をセキュアに並列動作
  • Linux/Android と TOPPERS-Pro との OS 間通信(MDCOM)を標準サポート
  • シングルコアからサポート
  • Linux/Android システム監視機能(オプション)

開発工数の削減

  • オープンソースソフトウェア(デバイスドライバー、ミドルウェア等)の活用による開発工数削減
  • 起動時間の短縮のための開発やチューニングに伴う作業負荷を低減
  • 検証済みのパッケージ製品として提供されるため、導入のための開発や検証作業が不要

製造コスト削減

  • シングルコアでも動作するため、ローエンド機器でも搭載可能
  • 商用ハイパーバイザーの導入に伴うコストが不要

Arm Cortexをはじめとする幅広いCPUアーキテクチャに対応

  • 幅広いCPUアーキテクチャに対応しているため、さまざまな機器の開発に対応可能

製品構成

Ubiquitous QuickBoot SafeG Pack

製品イメージ

概要図

PR20170615_QuickBootSafeG_01.jpg

詳細

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本製品は、Linux/Android の持つ高度なグラフィックス処理や最新の通信プロトコルの活用と同時に、リアルタイム性とセキュアな処理が要求されるアプリケーションの開発に役立ちます。特に電源断からの高速起動が要求される車載機器、マルチファンクションプリンター、電子決済端末、ATM 等の金融端末、産業機器、セキュリティ監視カメラ、キャリアグレードの通信機器等での利用に適しています。

適用例

ラベルプリンター

  • RTOS で印刷制御、Android で UI を動作
  • RTOS をカスタマイズし、Android の省電力機能に対応
  • 高速起動により、待機時の完全な電源断を実現
  • AMP では4コアを必要とするレベルの要求性能を2コアで実現

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費用・価格

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