組込み向けBluetoothプロトコルスタック Blue SDK

OpenSynergy社の組込み用Bluetoothプロトコルスタック 「Blue SDK」 は、世界標準規格の近距離無線通信技術“Bluetooth”を実現するために開発されたソフトウェアです。Bluetooth搭載機器間のデータ転送など、Bluetoothの基本処理を行うための組込み用プロトコルスタックとして、電子機器のアプリケーション ソフトウェアとハードウェアの中間に実装します。

お客様が容易にアプリケーション開発を行えるように設計されており、移植ツール、サンプルソースコードが併せて提供されます。

主な特長

  • 最新バージョンのBluetooth SIG仕様書に対応、認証済み
    (v2.1+BR/EDR、v3.0+EDR/HS、v4.0+EDR/HS/LE)
  • CPU、OS、Bluetoothモジュールに非依存
  • 組込みを考慮しROMサイズが約50Kと非常にコンパクトな設計
  • マルチトランスポートOBEXはIrDAとも共有可能
  • ソースコードはANSI Cで提供
  • オブジェクトコードでの提供可能
  • 新規プロファイルに随時対応
  • 基本プロファイルはパッケージに含む
  • ソフトウェア開発キット(Blue SDK)で提供
  • お客様自身での移植が可能
  • プロファイル別に必要なレイヤーのみ選択可能
  • 多くのOSに移植実績あり
    (µITRON/VxWorks/QNX/Nucleus/Linux/Android/Windows CEなど)
  • OSなしでも開発可能
  • Apple社製品との接続対応実績あり、iAPおよびiAP2に対応可能
  • 移植サービス、テクニカルサポート提供可能
    ※プロファイルについては下記「対応プロファイル」をご覧ください。
  • 国内外で豊富な搭載実績
    (カーナビ、携帯端末、フォトプリンタ、オフィス機器、ハンディターミナル、デジカメなど)

スタック構成図

対応プロファイル

コアスタックには以下のプロファイルが付属

  • Generic Access
  • Service Discovery
  • Serial Port
  • Headset
  • Dial-up
  • Fax
  • LAN Access
  • General Object Exchange
  • File Transfer
  • Object Push

オプション

  • オプションで以下のプロファイルを選択可能
    • Hands-Free Profile
    • Health Device Profile
    • Generic Attribute Profile
    • Hardcopy Cable Replacement Profile
    • Messaging Access Profile
    • Synchronization Profile
    • SIM Access Profile
    • Basic Printing Profile
    • Basic Imaging Profile
    • Personal Area Networking Profile
    • Audio/Video Profile
    • Human Interface Device Profile
    • Phone Book Access Profile
    • Bluetooth Network Encapsulation Protocol
  • 移植済みサンプル/エキスパート トレーニング
    製品をご購入いただいたお客様に対し、ご要望に応じて「エキスパート・トレーニング」を行っております。

主な用途(アプリケーション例など)

  • PC
  • 携帯電話
  • PDA
  • ハンディーターミナル
  • プリンタ
  • 車搭機/カーナビゲーション
  • 自動販売機
  • POS端末
  • 携帯オーディオ機器
  • デジタルカメラ
  • 複合機など

ユーザーの利益性

  • 移植が容易なソフトウェア設計
  • 短期間に高品質な製品開発を実現
  • 移植サービスおよびテクニカルサポートの提供

販売形態

  • 量産用ロイヤリティ
    開発用ライセンスをご購入後、Blue SDKのコードを組み込んだ、お客様の最終製品を量産される場合には、別途量産用ロイヤリティが必要となります。
  • 年間保守契約(任意)
    下記「技術サポート体制」をご参照ください。

※ 価格の詳細につきましては、別途お問い合わせください

技術サポート体制

年間サポートサービスをご購入いただくことにより、以下のサービスを提供いたします。

  • 専任のエンジニアが、お客様の開発段階のさまざまな技術的質問、移植に関するアドバイスについて、電話やFAX、メールにてサポート
  • Blue SDKの機能、性能がマイナーバージョンアップした際には随時提供
    メジャーバージョンアップ、新プロファイルの追加に関しましては別途お問い合わせください。
  • 製品の不具合を修正し、バグフィックスされたバージョンを提供

移植・チューニング

弊社が提供するソフトウェアの移植サービスからアプリケーションの開発受託サービスなどを、別途承っております。開発期間が短い場合やエンジニアリングリソースが不足している時など、お客様に代わり経験豊富なエンジニアが移植、開発作業を行います。

【技術コラム】Bluetooth のデバイスアドレスについて

デバイスアドレスは、Bluetooth デバイスの識別要素として重要なパラメータです。デバイスアドレスには、通常「パブリックアドレス」と「ランダムアドレス」の2種類があります。ここでは、それぞれのアドレスの意味と役割について簡単に解説します。

  • パブリックアドレス(Public Address)

IEEE 802 に準拠した48ビットの静的な値です。Ethernet の MAC アドレスと同等で、デバイスが製造された段階で IC に書き込まれます。このアドレスは、デバイス検索の識別情報としてよく用いられます。特に、BR/EDR 無線のクラシック Bluetooth プロトコルでは、このアドレスのみが利用されています。

  • ランダムアドレス(Random Address)

Bluetooth 仕様書 v4.0 以降、BLE プロトコルのセキュリティ性を更に高めることを目的に、ランダムアドレスというコンセプトが導入されています。パブリックアドレスと異なり、IC に書き込まれた固有値ではなく、デバイスが乱数により自動的に生成した値で、用途に応じて変化して行く性質を持っています。ランダムアドレスには、用途に応じて以下の2つのタイプがあります。

  • スタティックアドレス(static address)

このアドレスは、デバイスがパワーサイクルによって生成されたもので、電源を入れ直すまで変わらない静的な値です。

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  • プライベートアドレス(private address)

プライベートアドレスは、基本的に動的な値です。通常、事前に決められたタイミングサイクルによってその値が変化します。プライベートアドレスでは、セキュリティの要求によって、さらに次の2種類があります。

ノンリゾルヴァブル・プライベートアドレス(non-resolvable private address)

復元解決可能な情報との関係性を持たないアドレスです。

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リゾルヴァブル・プライベートアドレス(resolvable private address)

128ビットのIRK(Identity Resolving Key)と呼ばれるキーを用いて生成されたアドレスです。

blueSDK_column01-03.jpg関連製品:Blue SDK

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