組込みLinuxの生存確認（死活監視）
TOPPERS-Pro SafeG / TOPPERS-Pro SafeG64 を使うと、組込みLinux の生存確認、再起動の機能を1つの CPU で実現できます。
主な特長
- メイン CPU 以外のマイコンなどが不要
- 1つの CPU（コア）上のセキュアワールドとノンセキュアワールドで別の OS を動作
- Linux 側のシステムの不具合によって監視機能が止まることがない
- 通常のリアルタイムアプリケーションも同時に動作可能
- マルチコア CPU にも対応
TOPPERS-Pro SafeG / TOPPERS-Pro SafeG64 は、Arm TrustZone の仕組みを使って、1つの CPU でセキュアワールドとノンセキュアワールドでそれぞれ OS を動かす技術です。この技術を利用して、安全なセキュアワールドで動作するリアルタイム OS からノンセキュアワールドで動作する Linux の生存確認を行い、Linux が動作を停止しているなどの異常状態を検知した場合は、アラートを発したり、Linux のみを再起動させたりすることができます。
この方法では、Linux の生存確認や再起動の機能のためにメイン CPU と別にマイコンなどを用意する必要がなくなります。また1つの CPU で実現していますが、リアルタイム OS は Linux から TrustZone の機能によって完全に守られているので、Linux 側のシステムの不具合によって監視機能が止まってしまうということもありません。
リアルタイム OS 側ではこのような監視機能だけでなく、通常のリアルタイムアプリケーションも動作させることができるので、リアルタイム性の必要な処理、止まってしまっては困るような処理やアプリケーションを Linux と並行して動かしておくこともできます。
TOPPERS-Pro SafeG / TOPPERS-Pro SafeG64 は、マルチコア CPU にも対応しており、RTOS⇔Linux 間はもちろん、コア間の通信の仕組み（ドメイン間通信ライブラリ）も標準でサポートしています。
コンサルティング、技術サポート、移植・チューニング
マルチコアシステムやハイパーバイザーを使用した複数OS 共存など、複雑な技術に関するノウハウを持ったユビキタスAIコーポレーションの技術者が、お客様のシステム設計のコンサルティングや技術サポート、また移植やチューニングなどの作業を提供します。
関連製品
「TOPPERS-Pro SafeG / TOPPERS-Pro SafeG64」
「TOPPERS-Pro/ASP3」
「TOPPERS-Pro/FMP3」
「TOPPERS-Pro MDCOM」
