CPU別ソリューション NXP Semiconductors社製
i.MX RTシリーズ

i.MX RTシリーズは、アプリケーションプロセッサ並の性能をマイクロコントローラーレベルの手軽さで扱えるプロセッサです。
現在、Arm Cortex-M7またはArm Cortex-M33シングルコア構成と、Arm Cortex-M7+Arm Cortex-M33、またはArm Cortex-M7+CortexM4のデュアルコア構成の製品がラインナップされています。

i.MX RTシリーズ用のTOPPERS-Pro/ASP3は、i.MX RTシリーズ のArm Cortex-M7コア、Arm Cortex-M4 コア、ArmCortex-M33コアのいずれか一方またはデュアルコアの両方のコアで動作させることができるので、お客様の用途に合わせて柔軟にシステムを構築できます。
また、コア間/OS間の通信にはTOPPERS-Pro MDCOMが使用できます(近日対応予定)。

i.MX RTシリーズでのTOPPERS-Pro/ASP3構成例

構成例 1

i.MX RT(Arm Cortex-M7 + Arm Cortex-M4/-M33)

RTOS + RTOS構成

Arm Cortex-M7コア、Arm Cortex-M4/-M33コアの両方でTOPPERS-Pro/ASP3が動作する例。コア間・OS間の通信にはTOPPERS-Pro MDCOMが使用できます。

構成例 2

i.MX RT(Arm Cortex-M7 + Arm Cortex-M4/-M33)

RTOS + 他OS構成

Arm Cortex-M7コアでTOPPERS-Pro/ASP3が動作する例。Arm Cortex-M4/-M33コアは他のOSやOSなしで使用します。コア間・OS間の通信にはTOPPERS-Pro MDCOMが使用できます。

構成例 3

i.MX RT(Arm Cortex-M7 + Arm Cortex-M4/-M33)

他OS + RTOS構成

Arm Cortex-M4/-M33コアでTOPPERS-Pro/ASP3が動作する例。Arm Cortex-M7コアは他のOSやOSなしで使用します。コア間・OS間の通信にはTOPPERS-Pro MDCOMが使用できます。

構成例 4

i.MX RT(Arm Cortex-M7/-M33)

RTOS構成

Arm Cortex-M7/-M33コアでTOPPERS-Pro/ASP3が動作する例。

※他のOSやOSなしの環境でTOPPERS-Pro MDCOMを使用するには、別途移植作業が必要になります。

SafeGの利用例

i.MX RT(Arm Cortex-M33)

RTOS + 汎用OS構成

Arm Cortex-M33コアを持つプロセッサでは、Arm TrustZoneの技術を応用して1つのコアで2つのOSを動作させるTOPPERS-Pro SafeG-Mを使用することができます。TOPPERS-Pro SafeG-Mを使用すると、1つのコアでTOPPERS-Pro/ASP3と他のOSを同時に動作させることができます。

TOPPERS-Pro/ASP3の主な特長

  • i.MX RTシリーズに対応済み
    NXP社製評価ボードで動作確認済みのため、すぐに利用可能
  • Arm Cortex-M7コア/-M4コア/-M33コアで動作
    i.MX RTシリーズを構成するArm Cortex-M7コア、Arm Cortex-M4コア、Arm Cortex-M33コアのいずれのコアでも動作させることができ、柔軟なシステムを構築可能
  • μITRON仕様準拠
    国内でもっとも普及しているμITRON仕様に準拠し、既存システムからの移行が容易

TOPPERS-Pro/ASP3 製品ページ

TOPPERS-Pro MDCOM 製品ページ

TOPPERS-Pro SafeG 製品ページ

TOPPERS-Proシリーズ 製品ラインナップ

TOPPERS-Proシリーズ CPU別対応表